Auto♏atic Lie.

オタクは勝手に考え拗らせ、思考の糸を縺れさせる生き物

いろいろすっ飛ばして~悲伝感想

 

 

 

今日(日付的には昨日)、

悲伝を観ました。

 

もうステのブログは書かない。と決めた。以上です。いや、またいつぞや気力が回復したら、日を空けてまた書き始めるかもしれないけど…… 

 

というわけでダイジェストでお送りします。

 

 

■義・外・ジョ感想(ダイジェスト)

まだ未完成のままの感想を投稿した独眼竜。「続く」って書いたけどもうたぶん続かない。

めっちゃしんどいけどそれ以上に面白くかっこよく、どんぐりもいがぐりもあって楽しくて、なにより最後まで貫かれた義!!!!がアツくて泣けて往生シーンもすきでした

 

外伝小田原、「はじまらないなー?」と思っていたら自分が再生ボタンを押し忘れていただけで最初の3分うっかり見逃しました。

でもいいお話でした(語彙力) 日が経って記憶が薄れたけど、まんばちゃんの写しコンプレックスをどんどん追い詰めていくざいきっちゃんと不器用な優しさ長谷部、山姥のおもてを斬った山姥切国広。ミュ繋がりで面には表と裏があるって習った。ぶしもたぬもかっこよかったしばみのスライディング殺陣すごくよかった。もうあとは記憶が薄れたのと疲弊とで今は書けないし思い出す余裕もない。

 

ジョ伝はめっちゃくちゃ面白かった!!いちばん好きかもしれない。いや好き(確信)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 (おそらく骨喰の不穏なセリフに対し)

 

 

 

なるほど この時期わたしはひたすららぶフェス2017に狂っていましたね、というのもカテコで理解。

 

冒頭の猟師小屋のシーンで博多くんがちらっといるのはわかってた。そのあと未来から来たまんばちゃんが序の国広兄弟を助けるのも、なーーーるほどな!???と話の意味を理解。

山伏夢女我、山伏の刀剣破壊でリアルに悲鳴。っていうか序の劣勢でずっと悲鳴。刀剣男士を知ってる長政様たちにも悲鳴。でも一番の悲鳴は山伏刀剣破壊。ていうかステなら折りかねないし折れると思った。慈伝のビジュアルにいるのに。そんなことも頭から抜け落ち。お守り発動までの時間があまりに長く感じられた。発動したとたん「あーーーーようすのおかしかったばみ、お前もそう言うことか!?!?!?」と理解。

一回目の長谷部とまんばちゃんうっかり遭遇のシーンは気付けていなかった、むしろ「厠に行っていてこの場にいない同田貫」の方に異変が起きているのかな?とか。もう一回頭から見たいと思わせてくれる作品でした…… 超ナチュラルに登場してきちんと襖も閉めていく遡行軍むりすぎた。面白い。

長政さまに名を呼ばれた序長谷部に泣いてしまったし。なんだ、とにかくギミックがはまっていって最後に完成したパズルがどーん!!と示されてスカッと気持ち良くなれる大変楽しい作品でした。ばみの意味深な不穏な布石セリフさえなければな……。

あと秀吉殿下の佩刀が三日月宗近だと気付きさえしなければな……。

やはりどこかでステ本丸の時間軸は「ズレて」「狂って」しまったらしい、ということを改めて思い起こすまではな……。

いやでもどちらにしろとっても楽しい作品だったし、たった17公演というのが信じられないし、おそらくステ初見はジョ伝から入るってのもアリアリのアリだなって思いました。

 

 

 

■悲伝感想(ダイジェスト)

そして悲伝。もうTwitterから貼り付けます。

 

 

 

 昨日の長政様でも「信康様と並んで…… おねがい…… 」って言ってた

そして長谷部にようやくカラコンが入っていて感動した。先端恐怖症なのは存じ上げておりましたが、そうかコンタクト入れるのって指の先端が迫って来るって恐怖なのか…… なるほど…… 

 

 思っていた10倍グランドミュージカルだった

さすが私の推しと同じ作品で帝劇に立つ予定だった男だ(567のせいで全公演中止)

ねえ君、ミュ本丸に来ない?兼任しない?だいじょうぶこっちで作った衣装とウィッグと二部衣装をまとえば君もミュの光忠

 

 三日月の声に聞こえていてはらはらした。政宗公役の富田さんでした。

 

 しんだ

 

(鵺ちゃんに対し)

 

 

 

 

 ※大包平に対して

 

 

 

ずっと ずっと 「そばにいていか?」

「近う寄れ、一度言ってみたい言葉だな」つまり近くにおいで、と言いたくても言ったことはないのが三日月お前なのか…… とミュ曲で気付いてしまい二度死ぬ

 

 

 

 ※本丸急襲

 

 

 ※曲名が「過音‐canon‐」だと知ってまた死ぬ

同じ旋律をひたすら繰り返し続けるカノン なんでそういう ネーミングも天才すぎて嫌 末満さんいやだ

 

 

 

 ※Twitterやってねえで集中しろってのは自分でも思ったがTwitterでもやってなければ持ってかれすぎてだめだった

 

 

 大事なことなので二回言った

 

 繰り返してるし

 

 へんななまえ、って言っていたのに名付けられたとたん嬉しそうにするの

 

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ほととぎす

 

 なるんですよ

 

 

 

 

 

 

 『鳴かぬなら殺してしまえ』な織田信長公ってことにも気付いて死ぬ

 

 

 

足利義輝みずから鞘に納めた三日月宗近 手にはされても、ついぞ斬るために守るために抜かれることはなく終わる

 

 

 もう一周してキレたくなった

 

 

 

 

 ミュのさにわなんで

 

 しかも近江屋

 

 ここが一種いちばん衝撃にもなったかもしれない

 

 ステ、「なんてとんでもねえものを見せられているんだ」感が半端ない

 

もちろんミュだってとんでもねえんですけど、比べるのも違うんですけど、圧倒的に脚本がやばいし殺陣と演技と演出の説得力がハンパない

再三言うけど比べるのは違う、どちらにもどちらの良さがある

そしてステの良さ、凄まじさを浴びせられてしまって虚無になったというだけの話です

 

 

 

 

円盤買えってことですよね

 

 知りました(ありがとうTL有識者の皆さま)

 

 

 

 

と思うじゃん?

 

 

わからなくなった

でも有識者の皆さま曰く、手合わせの勝敗・まんばちゃんの台詞・約束の終わり・に続いて、「顕現の際、重くうつむいていた三日月が千秋楽の顕現では前を向いて笑っていた」という情報を得てなんとか一命をとりとめる

あれが虚伝の前の、そしてジョ伝のラストと同じシーンではなく、どこか先の未来での顕現でありますように それだけです

 

(しばらくずっと無言になる)

 

 なんも考えられねえ

 

 覚えたぶんつらい

 

 

おねがい らぶフェスで救済して(※刀ステにフェスはない)(大演練たのむ)(無事に開催されますように)

 

 っていう

 

 

おつかれさまでした。またいつか、きちんと刀ステ観たいです。もっとゆるりと。みなさんの数年分、キャストと座組の皆さんの本気にたった一週間の一回きりの無料視聴で追い付こうってのが土台無理な話だったんです。

 

慈伝、どうか救ってくれ…… ということで、あたまをまっしろにされた悲伝でした。

 

しばらくはこのまっしろさに浸る方が良いかもしれない…… 

 

有識者の皆さまのツイート

勝手ながらいつもお世話になっております。ほんとうに。

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⑨慈伝

https://twitter.com/i/events/1268001455471919104?s=13

⑩続・慈伝

https://twitter.com/i/events/1268009799112724480?s=13

⑪続々・慈伝→維伝

https://twitter.com/i/events/1268015479500595201?s=13

⑫続・維伝

https://twitter.com/i/events/1268021034646532099?s=13

⑬維伝・〆

https://twitter.com/i/events/1268031035545022464?s=13

 

 

おつかれさまでした

 

2020/5/31

「義伝~暁の独眼竜~」感想【未完成】

こんにちは。配信ウィーク3日目、「義伝~暁の独眼竜~」感想です。

やたらと仙台藩民であることに誇りを持ちがちな(元)宮城県民としては伊達政宗公は避けては通れぬ、いやむしろ見るのが義務なところまでありますからとっっっても楽しみに、というか大真面目に待機していました。

ほら、おいでよ宮城さんも本気だよ

 

あと弊本丸は歌仙ちゃんが初期刀なので、ステ歌仙さんがどんな感じなのか気になってたのでそこも楽しみに。

それと 私、とても感想ブログが長くなりすぎるきらいがある自覚はあったんですが、これ自分でもキッツいんですね。執筆時間と労力的に。けども、なんでこんな細かに実況音声を拾いセリフも覚書するかって、そもそもなんでブログに書いてるかって「あわよくば二度と見ずに済むようにできうる限り記録する!!(金銭的な問題で円盤は揃えられないけどとうらぶの大手メディアミックスは内容をそれなりに把握しておきたい!!)」って思いからであってな

 

というわけで容赦なくこれからも長々と感想いっくよー!

 

 

 

 

 

 

 

■視聴後の率直な感想

義伝おもしろすぎたから円盤ほしくなってるけどだめ これ以上だめ おめぇの財布はミュに握られてるだろうが

 

 

あらすじ

■慶長五年(1600年) 関ヶ原の戦い

・出陣する三日月、鶴丸、歌仙、大倶利伽羅光忠、太鼓鐘貞宗

 ・細川忠興が合戦場にいると、本来ならば関ヶ原にいないはずの伊達政宗が現れる。伊達政宗は「俺は天下をこの手に」と宣言。

 ↓

「物が語る故、物語。此度はこの八振りにて、語り聞かせよう」

 OP

「さて、まずはことの成り行きを語るとするか」

 ↓

■本丸にて

・遠征から帰還してくる山姥切国広と小夜。どこかよそよそしい小夜、やたらと「復讐しなくちゃ」を繰り返す。

・本丸にて、手合わせをする三日月と鶴丸。じじい×2に遊ばれるまんばちゃん。

・畑当番する光忠と貞ちゃん。歌仙も登場。

 ↓

・大倶利伽羅と歌仙が任務を授けられる。ギスギス。

・ひとり鍛錬する大倶利伽羅のもとに揃う伊達三振り。

・三日月が主と対話する。

 

■場面は切り替わり、

・小田原攻めに遅参してきた伊達政宗公が、豊臣秀吉の前に死装束で登場する名場面。

 ↓

・歌仙と大倶利伽羅が、細川宗孝斬殺事件の調査で江戸に出陣。

 ↓

MITSUTADA'S COOKING

・夜、屋根の上で語らう小夜と歌仙。忠興の物語、復讐の物語、伊達の強さについて。

 ↓

・慶長三年。伏見城にて、酔っ払って殿下のモノマネをして遊ぶ伊達政宗様ご一行。そこに殿下の訃報が。忠興が態度を諫める中、政宗は黒甲冑と遡行軍の幻影にとりつかれる。

 ↓

・慶長四年。遠足。どんぐり。落ち込むまんばちゃんに近侍の心得を説いてみたりする三日月。小夜は伽羅ちゃんに歌仙のことを詫びたあと、己の復讐の物語について語る。また一人で語る三日月こわい。

 ↓

・森で迷ってしまった小夜、狩りに出ていた政宗様ご一行と遭遇してしまう。いがぐりのおばけ。ここでの政宗公と伽羅ちゃん・光忠の会話がむり。

遡行軍と黒甲冑が現れ、交戦状態に。そして小夜が黒甲冑によって重傷を負わされてしまう。

 ↓

・本丸にて小夜を案じるみんな。一方、黒甲冑と現実に相対したことでなにかが感応してしまったらしい政宗公は小十郎に天下取りの野望を語る。小十郎は悩むも、追従の覚悟を口にする。

 

関ヶ原の戦い

・出陣の命が下り、例の六振りで関ヶ原の戦いへ向かうことに。戦場には本来いるはずのない伊達政宗が現れ、忠興と交戦したのち刺されてしまうも、黒甲冑が現れ世界が暗転する。

 ↓

・本丸にて、手入れのあとも復讐の悪夢を見る小夜。なんとかして語り合いたいまんばちゃん、少し進展する。

 ↓

関ヶ原の戦い

・宵闇の中で目を覚ました光忠。意識がはっきりせず、頭を押さえる。三日月と鶴丸、貞ちゃんも合流。「どうやら関ヶ原前夜に戻っているらしい」と判明。

 ↓

細川忠興の陣営に捕縛されてしまった大倶利伽羅と歌仙。忠興と歌仙は会話することになる。

 ↓

関ヶ原にて、忠興を守りながら交戦する六振り。ふたたび政宗公が現れ、忠興によって倒されるも、また黒甲冑が現れて時間が戻る。

 

・本丸では、小夜と山姥切国広が互いの物語について語り合っていた。

 

関ヶ原の戦い

・またも開戦前の夜に目を覚ました六振り。時間の牢獄から出るためにはこの円環の中で終わらせなければならない=政宗公が関ヶ原の合戦場に現れるより前に止める、ということに。

・六振りは伊達政宗の陣営に乗り込む。政宗公と大倶利伽羅が一対一で戦い、大倶利伽羅は猛将の姿に歓喜、笑みまで浮かべる。太鼓鐘貞宗が助太刀に入ったところに、黒甲冑が現れる。

 

・本丸では、復讐の念をぶつけてみろと言って山姥切国広が小夜と手合わせをしている。

 

・三日月と歌仙が敵と交戦していたところに、伊達政宗と中傷状態の伊達刀四振りが加勢。四振りは真剣必殺で敵を倒していき、膝を着いた黒甲冑に大倶利伽羅が背後からとどめを刺そうとするが、その切っ先は止まってしまう。

他の仲間たちが大倶利伽羅に向かって叫ぶ中、黒甲冑の反撃を受けそうになった大倶利伽羅の身代わりに鶴丸が飛び込んでくる。そして鶴丸は黒に呑み込まれていく。

 ↓

伊達政宗は、自分を止めようとする小十郎を痛めつけ、殺そうとするも、手が止まる。小十郎の決死の行動が、政宗公を悪夢から解き放つきっかけを与えたかのように。

 ↓

・三日月たちの前に、黒甲冑に憑りつかれ黒く染まった鶴丸が現れる。交戦するも、鎧の硬さに苦戦する光忠、太鼓鐘、大倶利伽羅政宗公も駆けつけ、「お前は俺の妄執だ」と刃を向ける。

・歌仙と三日月も合流し、交戦。二人がかりで黒鶴を倒せたかに見えたが、ふたたび立ち上がった黒鶴の一撃に圧されてしまう。政宗公が割り入ってくるが、黒鶴はやすやすと押さえこみ、天下を取れと諭す。しかし抵抗する政宗公に苛つきを隠せないが、彼を天下人にすることが目的ゆえに殺すこともできない。その隙を突いて、光忠・大倶利伽羅・太鼓鐘・そして伊達政宗が四振りの刀で黒鶴を同時に攻撃。黒甲冑を剥ぎ取ることに成功し、三日月が鶴丸を抱き留めてやる。

伊達政宗のもとに小十郎が追い付き、ふたりで再び出羽国へ戻ると告げる。

 

・本丸では、山姥切国広と小夜の手合わせが終わりを迎えていた。

 

■報告は以上だ

・山姥切国広が審神者に今回の任務の報告を行う。そして、伊達の四振りと細川の二振りは、とある任務を授けられる。

 ↓

・江戸にて、伊達政宗が最期の時を迎えようとしていた。床の間にやってきた細川忠興と「九曜と竹雀の縁だ」と手を取り合い、伊達政宗は息を引き取った。その様子を、伊達の四振りと細川の二振りが見届けていた。

 

光忠のラーメン屋台。相変わらずほのぼの座っている三日月。大倶利伽羅も珍しく招かれた屋台に座り、小夜は山姥切国広のもとにラーメンを持っていく。歌仙兼定が現れて、大倶利伽羅に酒と猪口を差し出す。大倶利伽羅も歌仙の猪口に酒を注いだ。

・小夜が歯を見せて笑い、一同が沸く。

・三日月が扇を使って舞の余興を披露し、楽しい時間は締めくくられた。

 

・日が落ちた後、小夜左文字が修行へ旅立とうとする。三日月が小夜にどんぐりを握らせ、「このどんぐりを見て本丸のことを思い出せ」と送り出した。

ED、番傘、カーテンコール

 

 

 

■舞台セット

虚伝が横幅もせまくシンプルだったので、正直場面転換もいまいちピンと来なくて大変だったんですが、わかりやすくなってました。すごいな、刀ステくんは虚伝からの審神者たちの課金で本丸が建ったんだね……。あと厨に屋台も建ったんだね……。

そして、は? と思ったのが、傾斜舞台。ここで殺陣やんの? 嘘でしょ? ハイステで傾斜舞台の過酷さは散々キャストの口から伝え聞いてきたぞ…… びびりました。猪野くんは少しは慣れてるかな? とかしょうもないこと考えてしまったり。

 

余談:猪野くん/有澤くん/橋本さんの話

いやだって、私の猪野広樹くんのイメージは完全にハイステのスガさんだったので……。刀ステを遠目に隣国だなーと眺めていたときでさえ、キャスト発表でびっくらこきましたからね。猪野くん大倶利伽羅やるの!? って。有澤くん(ハイステの国見ちゃん)の兼さん並みに。

私が刀ミュにハマったのもみほとせライビュからなので、有澤くんの兼さんもキャスト発表のときはミュも知らなかったんですけど、知らないなりに「えええ……!?すごいところに行ったなあ……」って隣国の民リアクションでした。や、いまだにわたしにとってのありさわくんは国見ちゃんだけど、ミュは神降ろしなので兼さんがどんなに凄くなっていっても「兼さん……成長して……」って思えるようになったんですがステはまだ見たばっかりだからっていう……。

 

あと貞ちゃんがとても貞ちゃんで感心したんですけど、どうしても橋本祥平さんの様子のおかしいところを先行して知ってしまっているので(ブタキンなどのバクステ・カテコ、最近では寝巻きで語らナイト)、ずっと「貞ちゃ…… 橋本祥平じゃねーか」「さ…… ただの橋本祥平なのでは?」「いっそ貞ちゃんは橋本祥平だったのでは??」ってなりました。キリないのでこの話終わろう。

 

 

■BGM

めちゃっくちゃ良かった……!?!?!

なるほど、慶長熊本のラスボスBGMが「これ刀ステじゃん」と騒がれていた理由がわかりました。サントラが出る理由がわかる…… ミュはどうしてもMに注目してしまって、目に浮かぶストーリーの展開もシーンもMありきなのですが、ステはサントラを聴いてシーンが瞼の裏に浮かぶんだろうなあ…… と。

 

■殺陣

全体の感想としましては。改めて思ったんですけど。よく「横回転の兄者(ミュ)」「縦回転の膝丸(ミュ)」「斜め回転のお小夜(ステ)」って言われるじゃないですか。こうしてみると、いや、ステの刀剣男士全員が「横回転の〇〇」なのだが…… ???? ってくらい相変わらずわけわからんレベルの速さでした。なにこれ。

 

・貞ちゃんの殺陣はマントをひらめかせながら、元気!! って印象でした。あとで「まだレベル1として殺陣をしてる」というのを見てなるほど~と。技術と言うより元気と勢い! な戦い方だなと思ったんです。

 

光忠の殺陣はやはり、そもそも手足が長いのもあって、優雅に社交ダンスを踊っているような印象です。ただし、動きの円周が大きいからゆっくりに見えるだけであって、本気で斬りに来るとむっちゃ速いことに変わりはありません。マジで。

 

・歌仙の殺陣は、こう、殴るような。流れる、というよりはぶつける(=斬る)たびに止まっている。鉄パイプに持ち替えてもたぶん違和感がない。三日月と並んで戦っていたときにより顕著に見えましたが、いい意味でカクカクとメリハリのある太刀筋。書道で言う、止め・払いって感じ。

 

・三日月。今回は敵の刀を弾くのではなく、相手と刀を交えて止めてから、刃先を下へ落とすように滑らせながら受け流し…… からの相変わらずのとんでもなく綺麗に回転しながら斬っていく。いっそ相手の動きさえ利用しながら。それと、初演はやはり低すぎた(誉め言葉)のだなって。

 

鶴丸。片脚ターンでくるくる舞うように、袖が翻るのもあいまってまさに鳥のよう。前々から言っているけど「遊び心がある」「相手をおちょくる」「鬼ごっこをしているみたい」そんな印象の、足取りが軽い殺陣だなと感じる。ステップを踏むような。三日月とは違う舞。

 

■他、雑多に感想

光忠政宗公への二人称が「政宗くん」だったのが何気にいちばんびっくりしたポイントかもしれません。おまっ…… おまえ~~~~!?!?!?

 

・今回、

いろんな対比というか対立というか、そして語り合いがありましたよね。伽羅ちゃん用語でいう「馴れ合い」ってやつ。

関ヶ原任務をしている六振りと、本丸であれそれしている小夜とまんばちゃん。こういう同時並行でやる演出好きです、場面の切り替えがわかりやすいしメリハリつくので。なにより並行してふたつ以上の問題が解決していくさまがいい。

 

政宗公と出会ってしまった大倶利伽羅光忠に対する、政宗公のそれぞれの評価…… やめてくれ刺さる……  

 

・「円環」というワードが思っていたより早くに出てきてびっくりしました。

 

 

●大倶利伽羅がおかしいっていう話

この世界の大倶利伽羅、なに、どうしたの、こわい。とにかく、この義伝という作品、大倶利伽羅の件さえなければ、相変わらず不穏な三日月についてだけ「ああ、はいはい、またですか(慣れたくないけど慣れざるをえない死んだ目)」って思っておいて、政宗公の往生シーンまでただただ胸熱感動で観れたはずなのに…… なに? この世界の、この本丸の大倶利伽羅、なに……?????

 

伽羅ちゃんが明らかにおかしい。この作中に置いて、三日月とも鶴丸とも違う『第三の立ち位置にいる』んです。

 

これで、見ようによっては大倶利伽羅

 

①あの黒甲冑&感応された状態の政宗公を前にした時だけおかしくなる

②実は四六時中様子がおかしいのだが、元から馴れ合わないスタンスなので見えづらい

 

のふたつの仮説が成り立つんじゃないかっていう。①はともかく②だったらマジでやばい。

 

「馴れ合うつもりはない」「俺ひとりで十分だ」「ひとりで戦い、ひとりで死ぬ」「どこで死ぬかは俺が決める、そしてそれはお前じゃない」などの台詞と、彼の馴れ合わない、という設定と性格をうまいこと利用してきたのでは……?という。こわ……。

 

君には何が見えている……?? いったい何を待っていた? なにを知っている? なにをした? こんな恐ろしい立ち位置にいるなんて思いもしませんでしたよ。

 

これってどういうことだったか既出分の公演で回収されました? されてなかったらファラオポーズで真顔のまま墓入りするしかないんですけど

 

 

 

■では、実況感想に沿って

・慶長五年(1600年) 関ヶ原の戦い

関ヶ原を何度も繰り返すことを踏まえて、ちょっとうざったいかもしれませんが台詞もなるべく詳細に書いておきます。

 

太鼓「天下分け目の関ヶ原! いいねえ」

伽羅「まあ、我々は両方いなかったが

太鼓「他人の喧嘩に付き合うのもなー、って前の主が」

伽羅「だろうな。で、関ヶ原がどうした」

太鼓「あー、まあ有名ですよね! へへっ」

 

ここの台詞がのちのち効いてくるって気付いたときはゾッとしましたよ。

 

三日月「豊臣秀吉亡き後…… 覇権の座を巡って徳川家康石田三成の勢力がぶつかり合った大戦」

鶴丸「家康公は、この戦に勝って天下人になる」

太鼓「政宗様はどんな気持ちだったんだろうなあ。政宗様も天下人になりたかった人だろ?

光忠政宗くんが戦国の世に出たときにはすでに、信長公や秀吉公という大物がいたからねえ」

鶴丸「俺が伊達家に伝わったときには、天下はすでに徳川のものだったしなあ」

 

この貞ちゃんの台詞が伝聞なのは、彼が政宗公ではなくその息子・二代目仙台藩主忠宗の刀だったことに起因してますよね。そう、貞ちゃんは伊達刀だけど政宗公の刀じゃないんです。ちゃんとしてる。

鶴丸の件もそう。ここに関しては、過去に個人的にまとめた資料があったので、ちょうどいいから貼り付けます。

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伊達刀の伝来。(諸説あるがの!)

そして、貞ちゃん&光忠、大倶利伽羅&歌仙、三日月、鶴丸の順での戦闘シーン。ここで早速ギスギスしてるのがわかる大倶利伽羅&歌仙。いいぞ~~ゲームの九曜と竹雀の縁持ってきてるな~~~~!?!?!

 

三日月「長話をしている暇はないぞ、敵は待ってくれんからな」

(戦闘開始、貞ちゃんのソロ殺陣)

太鼓「さあて、腕が鳴るぜ! いくぜえええ!」

(みっちゃん助太刀)

光忠「大丈夫かい? 貞ちゃん」

太鼓「みっともない姿を見せちまったなあ!」

光忠「かっこよく決めたいよね!」

(入れ替わり)

歌仙「雅さが見当たらないな」

伽羅「俺はひとりで戦う、お前は勝手にしろ」

歌仙「貴殿も雅じゃない!」

(入れ替わり)

三日月「さて、給料分は仕事をするか。(戦闘)……はいっ! おや、もう終わりか? これでは俺は給料泥棒だな」

(入れ替わり)

鶴丸「同じ戦場、同じ敵…… 代り映えのしない戦い。驚きが足りんなあ。さあ、もっと驚かせてくれ!」

 

細川忠興/与一郎が戦場で雑兵を相手に戦っているシーンへ。鼻の頭に傷があるの嬉しいですね~~歌仙ちゃんの中傷絵もここから来ているはず。

そこへ、伊達政宗が現れる。

 

忠興「……藤次郎!」

鶴丸「あれは……」

三日月「伊達政宗……!?」

太鼓鐘「なんでだよ、政宗様は関ヶ原の戦いにはいないはずだろ!?なんで……」

光忠「どうしたんだい? 伽羅ちゃん」

伽羅「来たか…… 伊達藤次郎政宗!」

 

ここで、よろっと前に踏み出し、目を見開く大倶利伽羅この時点ではわかっていませんでした。驚いているだけ? と。

ただ、「すでに異変が起きている」ことだけはガッツリ伝わってきました。

 

忠興「どういうつもりだ、お前は出羽国で上杉軍の動きを封じよと大御所様より命じられていたはず!」

政宗「与一郎よ、俺は東軍には組せず、西軍にも組せず……」

忠興「(刀を交えた後、距離を取る)藤次郎、なぜだ!」

政宗「俺は焦がれていたのだ…… 炎のように燃え上がりそして燃え尽きた、魔王織田信長公の生き様に! 俺はあのお方のようになりたい、いや! あの男を越えるんじゃ! 俺は信長を越え、天下をこの手に! それを見果てぬ夢にはせぬぞ」

忠興「藤次郎政宗! お前もまた…… 天下を欲するというのか!」

 

本能寺から、何かがズレたのか? これ……  

虚伝からの「物語の繋がり」「本能寺から続く異変」を感じさせた、最高の台詞。

いや、政宗公への理想とか強火は今は置いておいて(きりがないから)、作品として・続き物としての脚本の作り方への感動は素直に口にしていきます。

 

「物が語る故、物語。此度はこの八振りにて、語り聞かせよう」

「さて、まずはことの成り行きを語るとするか」

 

OP曲、しっとりしていつつカッコイイ!! それぞれがソロで歌うたびに背景に紋が投影される図のカッコいいことと言ったら!!

そして伊達が集結したあと、細川組が出てくると弦を弾くような音色が追加されるのもカッコいい。

 

■本丸にて

■小夜・まんばちゃんの帰還 

遠征から帰ってきたまんばと小夜っぴ…… どうしたんだろう、小夜が変。

「俺は遠征任務の報告を主にしなければならない。小夜は部屋に戻って休むといい」

「いえ、僕は疲れていません…… 休んでる暇なんてありません。僕は復讐しなくちゃいけない……」

 誰に復讐するんだい??

 

 ありゃーー手合わせ、三日月と鶴丸じゃないですか、混ぜるな危険だよ。こうしてみると違いが顕著。やっぱり三日月は低い、そして鶴丸はおちょくっているというか遊び心があるような体勢。刀を構える位置から違う、三日月はしっかり低く構えて体を後ろに引き、相手を見上げるような構え。対して鶴丸は前傾っぽく高く構える。

しかし鶴丸、明らかに乗り気じゃなさそう。

「どうした? 手合わせに身が入っていないな鶴丸国永」

「いや、近頃どうも驚きが足りん」

「退屈も悪いことではない。爺同士」

「人生には驚きが必要なのさ。でないと」

「心が先に死んで行く! ……か?」

もう口癖がすっかりバレている。驚き欠乏症とな。ていうか、「退屈も悪いことではない=平和なのが一番だ」って言われてるような気分になる、三日月の口から出ると。これまでの数々の不穏匂わせレコード。

なにか目が覚めるような驚きはないのか? と三日月に聞いちゃうのか。えっあるのか? 「先日主より良い茶を賜った、お主も一緒にどうだ」「三日月…… あまりの驚きのなさに驚いた」「それはよかった、はははははは」

じじいどもめ…… あっまんばちゃんが来た。鶴丸がまた後ろから忍び寄って「わー!」とするけどもう誰も動じない。まんばちゃんの虚無顔。「わあー……」って鶴丸もいたたまれなくなってるじゃん。「驚かせすぎてすっかり慣れてしまったようだ」とww わかっているようでなにより。

エエ!? なにしとるんだスカートめくりの要領じゃないか。三日月も「構ってほしいそうだ^^」って呑気だなあ、「だからってまとわりつくな!」ごもっともですまんばちゃん。「じゃあ山姥切、まとわりついていいぞ! さあ!」ってこれはアドリブなのかなんなのか…… って「ほう」って三日月も乗っかってきた!?

あっ、これか! 大演練が発表されたときに『三日月×2と鶴丸×3に壁際に追い詰められるまんばちゃん』って言われてたの!

 

「して、近侍殿。なにか要件かな?」

小夜を探している。小夜の様子がおかしい? うーん小夜のことが心配か、と……。

照明の問題かな? 三日月の衣装、生地が良くなっている気がする。

「他の仲間の心配まで出来るようになった近侍に成長したと思うと感慨深い^^」と……。まんばちゃんは小夜を見ていないか尋ねに来ただけ。

 

「遠征先で怪我でもしたのか?」

「そういうわけではないんだが、なにか悩んでいるように見えた……」

「よし、だったら俺が小夜坊を見つけて驚かしてやろう!」

「なんでそうなるんだ!!」

ここで三日月が「ふっ」と笑うのが

 

「戦いばかりが近侍の務めではない。仲間のことを慮ることもまた、近侍の務めだ」

「言われなくてもそのつもりだ」

 

先輩からのお言葉ですか。うーん、へらへらとしていた三日月がこういうときにスッと真面目に笑うのがいいね。

 

鶴「さすが天下五剣、永くこの世に在るだけある」

三「それはお主も同じだろう?」

鶴「まっ、三日月も爺で俺も爺だ!はははは。思い返せばあちこち渡り歩いてきたもんだ」

ほんとにね。鶴丸ってこれでもかというほど変遷の逸話持ち。私がざっくり知っているだけで、①平安中期武将・平茂雄(※ただしこの人は五条国永誕生より前の人っぽいので疑わしい)→②安達貞泰(髭切騒動)→③北条氏→④織田信長→⑤御牧氏(※関ヶ原で敗北)→⑥藤森神社→⑦伊達吉村(※ただし伊達家に渡った時期の説も40年ぐらい差がある)→⑧明治天皇へ献上、それ以降は皇室御物・・・ですから。

 

「あっ、そういえば新しく顕現したのが伊達の刀だと訊いたぞ」「光坊のところに」おっ貞ちゃんが来たんですか?

「年寄りは茶の時間にでもするか」「また茶かあ」まあ三日月と言えば茶をすすってるイメージ強いですよね。

 

■畑にて

あら~~~~~~~~^^

「本丸の朝は早い」情〇大陸か? スキップしてズッキーニくんに美味しく育つんだよ、と話しかける光忠。わかる。パプリカがめっちゃ生ってるな。「料理してあげようか」わかる。光忠はそれ言うよね。

貞ちゃんだ~~! 鍬を落っことしてまで感動の再会にくるくるk…… 何回転するんだ!? 仲が良いなあ。「またみっちゃんと会えるなんて最高だぜ!」いや貞ちゃんなんだけど橋本祥平にしか見えないのなんでなんだろう……

 

有機農法有機農法マジか。明言された。脳内の桑名がそっと起立しました。ミュ、ミュ本丸にだっていい畑あるんだからね! 百姓と交流して数十年榊原康政として人として生きた伽羅ちゃんがせっせと育てた、いい土のいい畑があるんだからねっ! ガチの土をステージ上に設置した畑があるんだからね…

掃除当番もあるんだ。「食うもんは大事だぜ、元気がなくちゃ歴史も守れない」そりゃそうだ。めっちゃ刺さる。極石切丸の「体調を崩すのは日頃の不摂生が……」説法並みに刺さる。ごめんなさい。

「人の身って面白いなあ」って言うみっちゃん、いいねえ。戦う以外のことで、しっかり人の身を謳歌しているの素敵。そうだね、刀だった時には畑当番もできなかったことだよね。

「またこうして会えるなんて、今の主に感謝だぜ」

そのセリフ効く。。審神者に効く。そうなんだよなあ、腐れ縁な刀たちもいるけど、本丸ができたことで再会できた刀たちや、はじめまして、から新たな縁を結んで未来を創っていく刀たちの出会いもあったりするのがとうらぶだから…… 響く…… うちの本丸みんなシアワセニスル…… 

「かっこよく耕そう!」「おう!」「かっこよく……」「派手に……」「かっこよく……」「派手に……」「かっこよく……」「派手に……」「かっこよく……」「派手に……」虚伝の餅つき再来したかと思った。面白過ぎないか。

歌仙ちゃ~~ん! 歌仙ちゃんだ! ステ本丸の歌仙ちゃん、とても『美丈夫』って感じ。男前。ゲームの基準値よりちょっと骨が太そうで良い個体差。

歌「こうして朝の空気を肌に感じる、実に風流だ。収穫はまだかい? 朝食に間に合わなくなる。」

なるほど厨当番と。花丸でもよく見るやつ。

之の字!? ステ本丸における貞ちゃん→歌仙の二人称、之の字!?

ほう、料理を作るのは得意だが畑当番は自分の仕事じゃない、と。特歌仙懐かしいな。極歌仙は畑当番=四季の移ろいを感じるのに最適って認識に変わったからなあ。

ミミズ!! 歌仙ちゃんはミミズがきもいとかじゃなくて着物が汚れるのが嫌ってことなんだ、目玉ついてるタイプのミミズですか めっちゃ回すじゃん

あっ小夜~~~! トマト持ってる!(※柿でした) ……また「復讐しなくちゃ」ってぼそぼそ言ってる。なんでか今回の小夜ちゃんは復讐にとらわれてますね……(※これについては外伝で理解した)

 

 

本丸に戻った。動くタイプの本丸だ。すごい。

お小夜はどこに…… と探していたら、伽羅ちゃんと遭遇しちゃってあからさまにギスギスする歌仙ちゃん。巻き物も手渡しじゃなくてパス。でもナイスパス&キャッチ。長っ。「長いな……!」ってわたわたするの可愛い。

「どうして僕が貴殿と二人で?」「俺は別にひとりでも構わない」九曜と竹雀の縁ですね~~「伊達の刀は苦手だ」って、さっきみっちゃん貞ちゃんとはイイ感じだったじゃないですか、それ伽羅ちゃんが苦手なんでしょ君。

お小夜…… ひとりでいる……

「最近暗いな、風流じゃない。どうかしたのかい?」と彼なりに心配して話しかけに行く歌仙ちゃん。

「いつも通りです……」

「風流ではないな。もっと明るい方がいい。僕だってあの大倶利伽羅と組んで任務に行けと言われているが、ほらこの通り明るくやっている」

「あの一匹狼…… じゃない、一匹竜王の……」

「はん? 僕から言わせれば、狼というよりいじけた子犬だけどね。まったく風流じゃない。お小夜はあんなふうになるんじゃないよ。戦も歌も、ひとりでやれるというのが間違いだ」

「言うだけ言って行っちゃったよ…… 江戸って、この間調査が始まった、延享年間……」

歌仙ちゃんの「なんでもひとりでやれるというのが間違い」っていうのは協調性や集団生活を送る上でのあれそれや、なにより戦場においてはまったくもってその通りだなーと思うんですが、ここでは大倶利伽羅への私情バリバリなので言ってることは正しいけど説得力が-50点くらいなのが成長の余地ありというところ。

それにしても、九曜と竹雀の縁回想って義伝の頃にはもうあったんですね…… 江戸の記憶マップの回想、もっと最近だったような気がしていた。時間感覚が狂っている。

 

小夜を見つけたまんばちゃん。でもコミュ障同士無言になっちゃうんだね、わかるよ…… 極前の君たちを並べたら基本無音になるよ…… 

一生懸命に悩みを聞き出そうと頑張るけど、「関係ないことですから……」って避けられて「あっ」って言っちゃうまんばちゃんかわいい…… 「どう接すればいいんだ……!」ほらほらほら成長の余地あり。物語の序盤として申し分なし。

 

プロジェクションマッピングで木漏れ日というか葉の影がきらきらしているところでひとり鍛錬してる大倶利伽羅くん美しいですね…… ジャージでもかっこいいですね…… こそこそ見ていた光忠さん貞ちゃん、バレてた。食事を持ってきてくれたみっちゃん…… おいニワトリ、そこのニワトリ、上手すぎるだろおまえ橋本祥平だろ

朝ごはん食べない派 ラーメンの伏線

 

鶴丸も出てきた。「新しい任務だ。主は敵がどうも伊達家と細川家の周辺に狙いを定めていると踏んでいるそうだ。まだどの歴史が本命かまではつかめていないようだがな」

 

延享四年、といえば伊達政宗から五代先…… と思案する光忠たち。

「伊達と細川がらみに伽羅坊と歌仙か。主の考えにはなにか、驚きが潜んでいそうだなあ」

「ちょっと鶴さん、楽しまないで」

とはいえ回想ありますし縁ありますし。で、スキップではけていく鶴さんにちゃんと「スキップしちゃってるよ!」って突っ込んでくれるんだね貞ちゃん。

 

■三日月が出ると急に空気が変わる

本丸セットが割れて中心から三日月が出てきた。ひとり、ぽつんとスポットライトが当たっている。

「主は、この本丸が心配か。なに、少々難題を抱えているがみんなよくやっている。戦い、傷つき、そして強くなる。山姥切も、近侍らしい顔になってきたからなあ。ふふふふ。ん? 俺か? はははは、俺は見ての通りのんびりやらせてもらっている。主は、じじいも心配してくれるか。それは、ありがたいことだ

ううん、だが…… 戦いはまだまだ続く。歴史を守るため、これからも頑張らねばなあ。ははは」

 笑うときに顎を上げる仕草が大きい。映画の三日月には見られなかった笑い方。なるほどこれか。そして、ありがたいことだ、であの独特な拍子の語気の強め方をして、大きく目を見開く。この表情の作り方の妙、なんと言い表せばいいものか……。

そして、『三日月の声』がすっかり定着しているなあという。ただ、短期間に虚伝初演→再演で変化を感じたから視聴者側であるこっちがより顕著にそれを感じているだけで、けっこうな時間をかけているはずなのですよな。あと、笑っている時がはぐらかしているようで…… やはりどうも本心を覗かせてくれない笑い方に思えてならない。

 

小田原征伐遅参!

あっっっこれ白装束小田原攻め遅参だ!!!!かっこいい。かの伝説シーンをいきなりで持ってくるか。そして策が成功したら、忠興に諫められても笑っちゃう政宗公。「猿など所詮、信長公の大事業を横からかすめ取った盗人よ、俺は認めん。」言っちゃった!! 殿下がいなくなった途端、猿呼ばわり。ていうか殿下、馬の人でしたよね……?

豊臣に属すのは形だけ。与一郎、俺とお前で天下を競わぬか、と持ち掛ける。田舎侍が戯言を! と言っちゃう忠興様。

「この戦国にあって男と生まれたんじゃ、与一郎、お前だって一度は天下を夢見たことがあるはずじゃ」

見果てぬ夢は、見るものではない」

「家臣を三十六人も手討ちにし、鬼と恐れられたお前らしくもない日和様じゃ」

「これからは戦の世ではない、賢くなければ太平の世を生きてはいけぬ」

 

三十六人を手討ちにしたのは否定しないんですね??これ、逸話は創作と言われていると思うんですが。このステ世界では事実ということになっているのかな。

幼き頃、織田信長公に謁見したことがあるという政宗公。

政宗尾張の大うつけ、第六天魔王、覇王、天下人。さまざまな二つ名で皆があのお方を呼んだ。だが俺は違う。俺はあのお方に『武士のあるべき姿』を見た」

小十郎「殿はほんに昔から信長公にぞっこんですのう」

政宗「お主も存外俗物よ。本能寺であの方が果てられたとき、俺はまだ十六であった。天下を競うには若すぎた。もう二十年、いや十年生まれるのが早ければ信長公に代わってこの俺が天下人となっていたやもしれん」

忠興「悔やんでも仕方のないことだ! 過ぎたる過去を変えることはできぬ」

政宗時代を遡り、やり直すことができたらどんなによかったか……」

 

虚伝でも散々言われたその言い回しというか呼び名順をそのまま持ってくるか。ますます「前作からの繋がり」を感じさせて、ああこれはまだまだ陸続きの話なのだと思わされる。そして大フラグも大フラグ。やめて

小十郎も、ここから見える景色をご覧ください、これが戦国の終わりの風景でございます、と説得する。しかし公は納得しない。

政宗「ならば俺はせめて、世に戦があるうちに戦場で死んでいきたいものよ」

忠興「許さんぞ、それは許さんぞ藤次郎! ともに戦国を生きた俺とお前の義にかけて誓え、死んではならん! 来るべき天下泰平の世を生き抜いていくと誓え! 俺もお前も、もういくさびとではないのだ!」

政宗「んん。嘘が下手じゃなあ。隠し通せると思うな、お前の中にもまだ戦国の武士の血はたぎっておる」

 

ここ、忠興様と政宗公が対峙して小十郎もいるのに、スポットライトは政宗公だけを照らしていて不穏。彼にだけ異変が忍び寄っている感じがする。こわ。

と思っていたら三日月兜の黒甲冑が!!!!ダースベイダー!!!!

 

 

MITSUTADA'S COOKING

KOTEGIRIGOU GO! が脳裏をよぎったけど、たぶんステ&ミュ兼任勢はKOTEGIRIGOU GO!のときにこっちが頭をよぎったはず。うそだろ…… 先にこんな前例があっただなんて…… 

 

 

(続く)

 

※2020.5.31日追記

悲伝を観ました。しばらくの間はこれの続きも外伝もジョ伝もたまってるけどもうブログ書ける気がしない。頭がまっしろです。

 

有識者の皆さまのツイート

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「虚伝~燃ゆる本能寺~【再演】」感想

こんばんは。配信ウィーク2日目でしたね。

ストーリーや大筋への考察・感想はこちら↓

刀ステ「虚伝 燃ゆる本能寺」感想①~実況~ - Auto♏atic Lie.

刀ステ「虚伝 燃ゆる本能寺」感想②~語りまくる~ - Auto♏atic Lie.

「虚伝」③自分用まとめ - Auto♏atic Lie.

で3本かけてウザいほど書いたので、今回の視聴はできるかぎり「変化」に着目で。

 

 

 

 

 

 

 

あ、そうそう。これ言いたかった。ずっと気になってた宗三さんが持ってた花についてが解決してすっきりしました。

 

 

■「鏡合わせ」

伝え聞いていたんですよ、刀ステ虚伝の初演と再演は立ち位置が逆だよ~~って。だから以前に初演を見たとき(なんだかんだレンタル期間に五回くらいは周回できました)に、おおまかにわかりやすい立ち位置をメモってたんです。

 

そうしたらです。最初の光秀と蘭丸が対峙するシーンは「ん……?」とちょっと違和感を抱いたくらいだったんです。で、宗三さんが「またこの夢……」と出てきて、そして薬研が出てきた瞬間に「あれ!?すでに逆じゃない!?」と叫びました。

その後も、メモと照らし合わせても周回したおかげで記憶に定着していた初演の映像と照らし合わせても、どこまでも真逆。

 

あれ??嘘これってまさか、「要所の立ち位置が逆」というレベルではなく、「すべて逆」ってこと……?

 

と驚愕しまくり。実況音声を聞き返すと「えっ、逆じゃん」「これもしかして抜刀シーンも全部逆?」「自己紹介も登場も勝ち鬨の歌もこれ全部逆!?!?」とうるさかったです。いや本当にびっくりした、てっきり「要所の重要ポイントで逆立ち位置」くらいに思ってたんです。

 

不動行光を巡る光秀と蘭丸のシーン後あたりから、初演を二窓で流しました。ほら、先日のDMMどっと混むによる詫び配信によって、二窓再生ができるじゃん!とTLが沸いていたので乗っかりました。

 

ちゃんと作品に集中するならそんなことしない方が良いのは重々承知の上で、でもこれは対比をきちんと見ておきたいと思った次第。ついでに有識者のツイートも見たくてスマホも片手にしてました。実質三窓。

 

そして「オープニングで投影された『刀剣乱舞』のタイトルがそもそも反転してる」という指摘に「マジか……」と絶句しました。

 

それからも、気味が悪いくらい…… という言い方はあれですが、綺麗すぎて怖いくらいずっと鏡合わせ。二窓できる状況でよかったと思えました。たぶん見逃したシーンは多かったんですけど。

 

そんなわけで、〝再演〟の感想を書いていきます。

 

■大まかに見えた変化

■BGMの変化

冒頭からいきなり良くなってましたね。音楽素人なので専門的なことはなにも言えませんし勧めるにも「まずは見よう」「まずは聴こう」になっちゃうんで永遠にプレゼンはできません。

全体的にBGMの曲数が増えたのかな……?初演ほど無音のシーンがなかったような。やはり音楽があるといいですね、飽きません。

最初の本丸案内におけるタンッ トントッ トタッ♪ も太鼓囃子と言うか楽器数が増えていたように聴こえました。いいなあこういうの…… ミュの名曲かざぐるまも初演と再演で楽器数が変わって、そのささいな曲の変化が良い味出すんですよ舞台って…… BGMもしかり。

 

■殺陣が……

目の錯覚か、夜でこちらが頭の処理速度が落ちてるからかな?と疑いたかったんですが、明らかに初演より速く・なめらかに・上手くなっていましたよね?

なにこれ…… しかも刀ステ勢のみなさんが「ここからもどんどんやばくなります」って言うからなにそれ…… 人間やめてしまうんですか? いや刀剣男士だけどさ……

 

■蘭丸の変化

初演ではまさに「紅顔の美少年」で、チークもかわいくてはつらつとした玉のような可愛い蘭丸でしたよね。

でも冒頭のシーンからすでに分かりましたが、面立ちとメイクがもう違う。頬の血色はなくなり、隈のように目元も暗い。

 

こわ…… これ燃ゆる本能寺「再演」じゃない、燃ゆる本能寺「転」ですよ。

 

■三日月の変化

声が低くなりましたね。というか落ち着いた。初演は、こうして再演と比べると、なんだか無理して出してるような? すずひろさん流の、というかステ本丸の三日月という喋り方が定着したのかなと感じました。

ビジュアルで言えばウィッグ。初演なんであんなに毛がはねていたのか…… という。

それと笑顔が減ったような気がします。あの目を細め、口も弧を描く、翁の能面のような(※あくまで笑顔の形が、であり、感情がないということではありませんよ!)にっこりとした笑顔。

宗三さんに「行け!」と言ったときも、初演はもっと声を張っていました。他にも、初演では顎を触って思案するようすを見せたり、首を傾げたりとする場面でも、どこか冷静にスッと立ってるなあ…… という印象。

あ これが 円環ですか。

 

■まんばちゃんの変化

まずビジュアルで言うと、再演はカラコン入れてますね!! 初演では黒目のままだったような……? 今回はちゃんと紺碧の瞳。

それと後述するシーンで気付いたんですが、アイシャドウが初演ではオレンジっぽかったけど、今回は少し緑っぽくも見える、パール入った寒色も入れたりしてますか。瞳の色に合わせたか…… 二重幅くらいに、なんとなくペールグリーンっぽい色が乗ってる気がするんですよね。

 

演技面で言えば、感情の入り方が大きくなったように感じました。「俺たちはモノだ」と吐露するシーンも、より嘆きがはっきり目に見え、感情的。

あと頼もしさの面でもそうです。あきらかに、初演と比べて「演者の成長」ではなく「山姥切国広の成長」レベルにお芝居が変わっている。

初演より感情も嘆きも、頼もしさも増したまんばちゃんになっている。

これ、演出の変更とかいうレベルじゃないですよね?絶対。もはや再演と銘打っての次作というか……。え、こわ…… 

 

■作中に沿って

他に細かいところは、要点をまとめるのは不器用ですので実況感想を聞きながら時系列に沿って書いていきます。

変化っていうかアドリブとかもあるんでしょけども。

 

・不動ちゃんとまんばちゃんの「触るな!さわ……」「(にやにや)」という手押し相撲的なやり取り

・『家康暗殺部隊』だと? こちとらみほとせの民ぞ? 当本丸からの援軍ならいつでも送り付けるが???かの神君に手を出そうというか貴様等

・ずおの殺陣、手数が増えましたね! 蹴りの際、脚の上がりが高くなっている。

・いちにい…… 足癖が悪いとちょいちょい言われていて初演で「そうかな?」と思っていたら本当に足で敵の刀受け止めて蹴っ飛ばした…… かっこいい…… ほんとうに一期廣瀬だいすきですイギリスもかっこよかったけどね 一閃!したけどアレ?今回は短刀の群れいなかった……?

・えええええええ ずおが共闘中に受け取っていた鞘を、いちにいに投げて返すのめっちゃかっこいいジャン…… なにこれ…… 

・本当に回想台詞のシーンもなにからなにまで逆だ…… 

・今回は「鯰尾、後ろ」とネタバレしてくれるいちにい。「振り返ってやりませんよ!」で正面だあれした鶴丸がフェイントに見せかけて攻撃して驚かせたのさすがですね。

 

※これ以降のシーンでも、つくづく染谷さんの鶴丸鶴丸すぎたせいで健人さんが苦労なさったというエピソードをちょいちょい思い出すことになります…… 

 

・うわ!!!!!!!!!!!!! 馬!!!!!!!!!!!

「いい顔で突っ込んできおって」じゃないんだよ長谷部問題はそこじゃねえ「さすが主の選んだ馬だ元気がとどまるところを知らない」その馬なんか四肢が合わせて六本あるように見えるんですけど「どうどうどう静かにしろ」なんなんだこの馬は「馬の相手は容易いな」ターンした馬に下半身(?)でどつかれた長谷部、ネタ振りの回収が見事

「あとでお話がある」って馬に? 馬の中の人に?? はーーーー笑った……

 

・「なんなんださっきからお前は自分のことをダメ刀ダメ刀と!お前を見ていると、俺はっ……」がすでに感情的なところが初演より増している

・顔を突き合わせる不動と薬研…… 甘酒vs鍬で牽制しあうのカワイイ…… 薬研ニキ鍬で遊びまするな……

・長谷部の「まずはおめでとうと言っておこう」が、初演だともっと爽やかというか、余裕が感じられたのが、こちらはなんだか苦虫を嚙み潰したような悔しさをにじませた言い方になっている

 

・不動は?→「馬いた~」

また馬出てきた!!!!!まんばちゃんの装束それ人参じゃない!!!!どうどうどうどう!!!馬の活用が幅広いステ本丸!!!!笑っちゃってるじゃん荒まんばちゃん!!!

「はぁビックリした…… 」って笑っちゃってる荒まんばちゃん…… 噂に聞いてましたがホントにゲラなんですね…… 

 

・軍議のシーンも真逆~~~~~~!!!!!

三日月の叩き方が元気になってる。光忠の入ってくる方向も違う…… 

ずんだ餅!?!?(仙台の民)(ずんだ餅大好き)(前のめる)

えっ杵でてきましたけど

「じゃあ俺はサポートのサポートだな!」に「必要ないところですよねえ」と穏やかに突っ込む一期廣瀬大好きです

「ハイ!」「突く!」「ハイ!」「突く!」「ハイ!」「突く!」「ハイ!」「突く!」「ハイ!」「突く!」「ハイ!」「突く!」「ハイ!」「突く!」「ハイ!」「突く!」「ハイ!」「突く!」「その目気に入らないな」「さて本気になるか」本気じゃん見せてくれその障子裏の風景を

「状況を報告しろ!!」よく言った長谷部わたしもすごく状況が気になる

「もちで汚れているくらいが丁度いい!!」いやそれべたべたになるやん

 

一兄「これ以上好きにはさせん!」それ原作ボイスにあったっけ

まんば「これでいいんだろ」三日月「力の入れ方を間違えてな」光忠「これなら想定内だ!」一兄「臼が割れていましたね」光忠「次からはちゃんと僕が作ってくるね」じゃないんだよ何だそれ楽s

はせべ!!!!!!!!!(杵)

 

・「う~ん甘酒のまろやかな香りだ」伊達男みが増した追加形容詞

 

■「不動行光」を巡るシーンの変化

・蘭丸が出てきた。蘭丸の立ち位置が逆じゃ…… ん??

 

初演:無邪気に不動行光の拵えに喜んでいた

再演:浮かない顔をしている

 

初演:光秀がよろよろと不動行光に手を伸ばしたのを「えっなにするんですか……」みたいな困った顔で蘭丸が引っ込める

再演:光秀が手を伸ばしてきても特に動かず、光秀の方から「おっとこれは失礼を」くらいな感じで手を引っ込める。むしろ手を引いた光秀に「どうなされました?」と訊く。

 

初演では「その刀は国一国に勝るとも劣らぬ……」「上様にとってお前がこの上ない宝ということであろう」このあたり痛々しかった光秀が、とても朗らかで前向きでいる。

蘭丸の方が「なぜ私にこの刀をお授けになったのでしょう……」と浮かない顔をしているのを、光秀がどうした元気出せ! な! と励ましているくらいにも見える、この変化。

 

「なにか、上様の形見をお分けいただいたようで、妙な胸騒ぎがしてならないのです……」

「はははは、何を言う。上様はまだまだご健在。その刀は形見などではない。後生大事になされるがよい」

「……不動行光、つくもがみ。人にはごろうざ、御座候……」

 

この追加台詞……。表情だけでわかる変化。初演の蘭丸が笑顔なのに対し、これは……。

 

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※このあたりから二窓開始

・小夜の声がますます小夜になってる、すごい。ていうか、あまりに鏡合わせすぎて怖くなってきた……(n回目)

・今回は宗三さんが殴っても客席から笑いが起こらなかった…… 不気味なぐらい鏡合わせだな本当に……(n+1回目)

 

・へこむまんばちゃん

「主は何故俺を近侍にしたんだ、俺は近侍になっちゃいけなかったんだ、写しのくせして舞い上がってたんだ 無茶な行軍を続けてしまった」

「だが本丸には戻ることができたと訊いたぞ」

 

……ん? 初演は「だが本丸には戻って来れただろう」みたいに言っていた気がするのだが……??

ぶっちゃけ気になるシーンは何度も観て、今回再演とはいえ、歌詞と台詞は観ながならばユニゾンで言えるほどわりと暗記できてたので、引っ掛かりました。んん……??

これぜったい何かある…… 

 

・伊達組の登場から紅白戦の組み分けの投影まで真逆。怖い…… 怖い…… 

鶴丸が小夜をほいっと壇上に上げて構ってたら、下ろした後に小夜の前に江雪さんが「うちの小夜に、やめてくれません……?」みたいに立ちはだかって鶴丸ガードしてるの面白過ぎた。かわいい。

 

・三日月の殺陣が、初演ほど低くなくなったような気がする。気がするというだけ。あまりに動きが早く流麗で洗練されているから「やりにくそうにしてる」を感じないだけなやつだったらどうしよう……?スマートになった(元からスマートだったはずなんだが)ように感じる。摺り足でススス、と構えていく動きがないような……。

 

・江雪さんの「戦いは嫌いですが、誰かを護るためならば意味もあるのかもしれません」に小夜が「兄様……!」と入れてくれるのいいな……

鶴丸が初演では左文字兄弟から逃げて距離を取りながら「分が悪いな」と言っていたけれど、再演では刀と鞘でそれぞれ受け止めながら言っている

 

・宗三と対面し、謝罪を受けて「あなたにとっての信長について」を尋ねられた長谷部の「俺の中の信長を知ってどうする」このセリフが初演よりも、語気が柔らかい気がする。突き放す感じは残りつつ。

 

・宗三さんが炎の夢で気絶してしまう。このシーン、初演では光秀さん一人だけが上段に現れていたのが再演ではきちんと桔梗の旗を掲げる兵士たちも周りにいて、より「あの日”全体の”夢」というふうに見えてこっちのがいいなと感じました。

 

・満月を背にへこむまんばちゃん。ここで心情を吐露するまんばちゃんが冒頭にも書いたように、より感情的というか悲痛さが伝わる。初演ではもっと心ごと閉じこもっている感じだった。初演もけして淡泊だったわけではないけれど、そこから大幅に「大袈裟」になってもいないはずなのに、こんなわずかな演技の差を顕わにできるものなのか…… 

・ススキがさらさら風に揺れるプロジェクションマッピング追加。屋外だったんですね…… 

 

「その美しいと思った心があの月に宿ったぞ。それはいつぞや、お主に還って来るやもしれんな」

「心が…… 還ってくる?」

「心とは、森羅万象を巡る。だから人はモノを作り、モノを語り、モノに心を込めるのだ。われら刀剣は、人の心を運ぶ歴史のよすがなのやもしれん(な)。織田の刀に、そしてお主にも託された心があり、それが巡り巡って繋がっていくのだ」

「だから月にも…… 心が宿る、か……」

 

下線部、台詞追加されましたかね?ささやかな語尾の変化ですが。

 

「もしもあの月が顕現したならば、さぞ見事な付喪神となろう」

「なあ、三日月…… 俺は、俺は近侍としてどうすればいい?俺になにができる?」

切実さも切迫した感じも、三日月に縋っているような声音も、明らかに初演より強まっているというか…… このセリフあったっけ?台詞微妙に変えられてる?と思う程度には変わってます。

 

「主はお主にそう(美しいと)心を込めた。お主はおぬしを信じ、その心でこの世を照らしてやればいい。そうだな…… あの月を照らす、陽の光のように、だ」

 

なんとなく、ここ全体の会話自体、言ってる内容は変わらなくとも台詞回しと言葉が若干整理し直されているかな?と感じました。確かめようがないんですけど。一字一句、別にぜんぜん変わってなかったとしたら恥ずかしい。

 

・二部隊同時出陣を言い渡されたとき。初演鶴はだいたい誰かに肩組んだり絡んでるけど、再演鶴は階段に腰かけている。

・「二部隊同時出陣、か」ここ!

初演では翁のようにニッコリと笑っている三日月が、再演ではスッと真剣な顔に。

・ここで「出陣だ!」と言うまんばちゃんも覇気を感じるし、やっぱり初演より感情の入り方が強くなっている気がするという…… 

 

■「椿」を巡るシーンの変化

 

蘭丸が…… すでに病的な印象を与える顔になっていますよね…… それに対して、拝みたいものだ、とか言ってるときの光秀が、佇まいも声音もなんだか初演より朗らかかつ健全に見える。病的な蘭丸がそばにいるからこその目の錯覚でしょうか……?

 

あとここですか、大事件は。

 

 

初演

「椿は、武家においては縁起の悪い花とされています。でも私は嫌いではありません。美しいものを見ていると心が落ち着きます」

「花が嫌いな人間など居らぬ」

   ↓

 

 再演

「椿は、武家においては縁起の悪い花とされています。私は…… あまり好きではありません。

「花に罪はない」

「しかし…… よくない兆しを思わせます」

「兆し、とな?」

「この本能寺でなにか…… 悲しいことが起こるような」

ここまで台詞変える??????????

しかも、このときの蘭丸の表情が、明らかに「ループする世界で記憶に鍵がかかっているものの不穏なことを思い出しかけるキャラ」じゃないですか。やだ…… 

 

ぜったいこれ再演じゃない。

有名すぎて噂に聞いてるし耳に届いてますよ、刀ステくんは悲伝のとき千秋楽だけ演出変えた、って…… だからこれもきっとそういうことでしょ…… ねえ…… 

 

 

「落ちたる首は私か? それとも……」

 

ここ…… ねえ、ここ…… 

私か?のとき微笑んでいるけど悲しげで、「か?」が泣いているときの発声のように裏返ってるんですよ。「それとも……」も、噛み締めるような言い方になっていて……

これもう…… 再演って…… 

 

あーーーーーーーーーーわかったぞ、(※以下白反転)

みほとせ再演の時に「初演と再演はそれぞれ別に分岐した世界なのでは」「三日月が介入しなかった世界が信康も死んだ世界、介入した世界が葵咲本紀に繋がる世界なのでは(※白反転)

とか不穏な考察なされてたのこれ刀ステくんのせいだな?!?!?!!?(激しい風評被害

沼を兼任してる審神者がたくさんいればそういう解釈もできるよな!?!?!?

 

私はあれ、個人的には ※(以下刀ミュ語りにつき白文字)

単に「初演の時には葵咲の構想はまだなくて、最後に登場した信康の外見が年老いていなかったのは『幽霊である』説(実際、あのシーン誰も信康様に向けて発言してないし、彼らは信康様を見ていたのではなく家康公の目線の先を見ていただけに過ぎない、と見ることもできる)と『シンプルに生き延びてました』説の両方を、あいまいにできる、どちらにも解釈できる演出にした」だと思ってるんで。

ミュはなんだかんだ優しい世界だと信じてるんで。歌合に三日月いなかったのはあの世界の機能とか本丸内の都合ではなくて麻璃央くんがエリザベートに挑戦したかったから席を空けただけであって。別に三日月の存在は、ライブや祭では壁作らされてません。あえて言うなら大サビと曲の〆ドアップを担うことは多いけど隔離はされていません。ていうかつはものでは髭切の兄者がちゃあんと三日月をわかってくれてたし、葵咲でも鶴丸がちゃああああんと三日月のこと理解してましたからね!!!!審神者だってうすうす気が付いていて「心配してるよ」だったから源氏兄弟にああ言ったわけですしね!!!!何度も言うけど刀ミュくんはそのへん比較的ライトというか優しいんですよ最後には真綿にくるむようにひだまりに運んでくれるように救ってくれるんですよ!!!!

 

以上ミュ語りでした。

ステ最後まで見てないのに偏見込みで語ってすみませんでした。ちゃんと悲伝まで観て認識が180°変わってくれることを祈ります。180°は無理でも、せめて60°くらいは変わってほしい。

 

 -------------

 

・「うちの本丸は厄介なことを押しつけられたみたいですね」

これ前のブログでも書きましたが「弊本丸が管轄する時間軸」とか、本丸ごとに管轄の時間軸がある、本丸ごとに世界線が違う(かもしれない)、っていうのワクワクしてしまいますね…… 審神者夢能に刺さる……

 

・初演では下手から助太刀に走ってきた蘭丸が、上手から来た…… 脳が混乱する…… 。してやっぱり蘭丸、初演のような朗らかさが欠けている。

・「上様」に対する長谷部の「……なんだと?」が地を這うように低くなってる。

・蘭丸に「貴方にとって上様とは何者なのか」こう問いかける宗三さんの表情が初演より切実さが増しているような…… 初演ではここまで眉を下げることをしなかったはず

 

※再演の配信映像はヒキの画が多いので、ヒキで観たかった殺陣がよく見えて嬉しかったです。

 

・「単独行動で輪を乱すか!このダメ刀!」まんばちゃんやっぱり顔での感情表現が強くなっているんですよね…… 

・三日月の言葉を思い返し、…… 目をゆっくり閉じて、はあ、と溜め息をつく。「俺とお前は…… 似た者同士だな」この間の取り方、カメラワークの問題か? 初演より若干尺を伸ばしたか、溜め方が良くなっている気がする。

あとアイシャドウが初演ではオレンジっぽかったけど、今回は寒色も入れたりしてますか。少し緑っぽくも見える、パール入ったやつ。

 

そのあとの「俺は偽物なんかじゃない~逃げていたのかもしれない」も、すごく感情が増している……。

不動ちゃんが「俺は……」と戸惑っている姿に、「さあ 行くぞ」と笑っ

 

え????????? 笑っ びっくりしました この笑顔 えっ やわらかくあたたかな美しい太陽の片鱗がここに出とる ほころぶように笑った 初演では口角を上げただけだったのに 歯を見せて笑った きれいだね きれいだ えっ……

 

 

・上手側で匍匐前進偵察する小夜と鯰尾、ずおが脚をパッタパッタさせてるのがカワイイ

・「光秀の名前で密書を出したんだ、三日月さんの立案だけど」で下手側にスポットライトを当てて、~その頃、本丸の三日月は~ 風な新しく入れた演出、とてもよかったですね。好きです。

三日月「うまくいったようだな はっはっはっは」

湯呑みひっくり返す三日月…… その湯呑はどこまで続いているの…… 

ずお「お茶ばっかり飲んでるわけじゃなかったみたいだね」

わかる、私もそのイメージ強すぎるの、各メディアミックスのせいで

 

・ずお「盛大に燃えてもらわなくちゃな! それが…… 歴史のあるがままの姿なんだから

ここ、ずいぶん演技の表現を変えたかなと思います。

いちにいとの回想シーンで見せた、こぶしを握り締め、噛み締めるような声と表情をしてくれたのビックリしましたね…… 台詞の言い方の解釈としてはこちらの方がしっくりくる。

 

■本能寺前日

蘭丸と光秀が再び会話。宗三さんたちの助太刀に入ったとき、茶会に飾る花を探していたので花を持ってる蘭丸

初演ではアジサイを持っていたはずですが、これ これ 桔梗

しってるぞおれはくわしいんだこれは間違いなく桔梗だ

やめろ…… やめろ…… 明智沼に桔梗の花は効きすぎる……

 

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・「恐れられ、敬われ……」薬研のここも、どこか熱の入った発声に……。

君、どこかで、一度見てきたのかい……? 織田信長の背中を…… おぼえていないだけで……。

理解したかったけれど、自分の解釈を語るだけで終わった、織田信長の背中を…… 見てきたんじゃないか……?

 

・まんばちゃん「主の考えもわからんが、三日月の考えもわからんっ!」

どんどん可愛くなっていませんか?初演でこんなに笑顔見せていましたっけ?

なにこの「まったくアイツは仕方ないじじいだな」って茶目っ気くらいに思ってるような朗らか(当社比)なまんばちゃんは

 

えっ刀ステってまんばちゃんまだ極になってませんよね?このまんばちゃんが孵化したらどうなってしまうんですか こわ

いやこっち(刀ミュ沼)とて既にアルティメット極Lv.∞みたいなあの加州が極になってしまったらもうどうなってしまうのかわからんくてこわいな~~って常々思ってるわけですけど えっ まんばちゃん えっっ??

 

 

本能寺の変当日

やっぱり不動と長谷部の回想台詞、舞台だと他のキャラが割り込んでくるので本来の台詞に続かないで会話が切られる。

 

・本当ならば蘭丸を殺したはずの安田國次が死んでいる、というシーンで、初演の三日月は「はて……」と顎に手を当てたりもしてたけれど、再演はスッと静観している。まるでここからさらに先を見ているような……

 

・冒頭のシーン。

「上様、上様をお守りするんだ!」が、初演に比べかなり決死の勢いになっている。

初演では下段にふたり並んでやっていた問答を、蘭丸が下段・光秀が上段にいる状態で、蘭丸が光秀を見上げるようにしてやっている。

他の明智兵が蘭丸を襲うなか、光秀は遅れて階段を降りてきてようやく蘭丸と同じ高さへ。

逃げた蘭丸への「蘭丸ゥウ~~!!」って叫び、強くなっているような……

 

孤軍奮闘する蘭丸に追いついた光秀、初演より当たりが強い。初演ではまず、そこそこに距離をとって刀を交えから殴っていたけど、

再演では追いつくやいなやまず殴っている(たぶん)。容赦なく斬ってるし、その後の戦いでも足蹴りにしたり、追い詰められた蘭丸が取っ組み合いにきても、容赦なく膝蹴りを腹に入れる……。

初演はここまでやってなかったはず。

 

そこに登場刀剣男士、初演では光忠だけが明智さんを背に守るように刀を真横に構えていたけれど、再演は隣のいちにいも同じく刀を真横に構えていて、ふたりそろってこうしていることでより「刀剣男士として明智光秀を守ってます」感が出ている。

 

ここで「どけ、そこをどけ!!」と叫んでいる蘭丸が、初演ではヨタヨタ階段を這い上がったあとようやく立ち上がって正面を向くのに、再演ではふらつきながらも最初からずっと仁王立ちを崩さず真正面を向き続けていて、狂気さえ見える。必死さが違う。

 

逃げた光秀を追う蘭丸を追う不動、乱心した蘭丸に斬られそうになるところへ宗三さんの割り込み。初演はもっと猛スピードで間一髪でした、という印象だったのが、まだ余裕があるように見える。レベルが、上がった……?

 

「蘭丸、あなたは本当ならもう死んでいるはずの人間なんです」

「なにを言う! 私はまだ…… 生きている…… !!

 

ここビックリしたんですよ。

なにって、初演では(記憶が正しければ)蘭丸は「上様を守らねば!」と錯乱していて、なにいってんだ生きてるぞ!!  と錯乱したまま怒号のように返していたと思うんです。

でも、どんどん声が揺れていき、ついに涙声のようになった「まだ生きている……!!」がとても弱々しく悲痛で、まるで自分が死ぬことは避けられないことを知っている、わかっているような、「生きている」ことへの自信のなさを感じるんですよ。

 

こわ……

やっぱり二周目ですよね……

 

逃げ出そうとする蘭丸のもとに現れる長谷部、死神のようですね……。ミュで遡行軍の前に現れた巴ちゃんのようでした。「刀剣男士が消さなければならない存在」側の目線で刀剣男士を見ると、死神に相対したかのような絶望をきちんと感じるんだなってわかったのが巴ちゃんのシーンだったんですけど…… ここの長谷部もとてもそれを彷彿とさせました。

あと殺陣が速くなってる。見間違いじゃない二窓している初演だけ回線が遅れてるわけでもない、長谷部、完全に機動上がってる速くなってる なにこれ 

 

不動が止めるために割り込むも、蘭丸に斬られてしまう。

 

 

「私は…… 今度こそ上様をお守りせねばならない!!」

 

 

鳥肌が立ちました。開いた口がふさがらないってこういうこと。

今度こそ? もう確定じゃないですか。さすがにここは、初演にはなかったとわかります。すぐにわかりました。だから、背筋凍りました…… わかってたつもりだったけど、蘭丸の口から、彼の記憶の鍵が解かれた音を聞いたような気分でした。

 

それと、蘭丸の顔が血で汚れているのがまた、初演でうるうるつやつやとしていた紅顔の美少年からのギャップを際立たせており……。

 

宗三さんのスライディングしてきて蘭丸を一閃し、そのあとに蘭丸を抱きとめてやるシーン。ここだけは反転してない。

小夜の手入れ部屋シーンも、倒れていた安田國次の頭の向きも逆だったのに。

 

メタいことを言えば、刀は片手持ちするなら右手に持っているはずで、宗三さんも斬った直後に蘭丸を受け止めるなら左腕で受け止めるしかない。……ってことなんですが、ここまで綺麗すぎて気味が悪いくらい完璧に反転させてきた演出が、そんな忖度でここだけしない、なんてありますかね?

なにか意味があるのかな…… 

 

「お家も役目も関係ない、私は織田信長を人として愛していた。だからあの方を守りたかった。それなのに…… くやしい」

 

この「くやしい」も。記憶違いだったら恥ずかしいことこの上ないんですが、初演は「悔しい」って言ってた気がするんです。事切れるタイミングが、ほんの少し早まった……?

どちらにせよ、消えていくような「くやしい……」で終わるの、ああ…… ってなりました。しかも今回は顔も血に濡れていて、決死の猛攻からの、斬り伏せられてで。

 

「ごめんなまんばちゃん…… 俺は…… ダメ刀を返上できそうに…… ない!!」

 

初演ではダメ刀を~から悲痛な叫びでいってた気がしますが、再演はがんばって押さえ込んで押さえ込んで…… もしくは守れなかった無力感が先んじていたところから…… 「ない!!」で一気に爆発したようでした。ただの好みの問題だけど、カメラワークは初演、叫びは再演の方がいい。

 

・孤軍奮闘する宗三さんのもとに駆け付けた長谷部の「飾りだろうが刀は刀だろう、戦え!」に続いていく、まんばちゃんの「俺たちを信じろ!」も頼もしさと自信?が増していて成長しとる…… ”演者さんが”じゃなくて”まんばちゃんが”成長しとる…… 同じ物語だけど同じ物語じゃない…… って思いました。

 

そして、宗三さんに「行け」と鋭くも優しく言う三日月。初演では「行けェ!」って声張ってた気がするので、だいぶ言い方変えたな…… と。

 

・えええええええええええええええなにかっこいい まんばちゃんが刀から手を離して上に弾けさせたあとにまたキャッチして なにその殺陣 戦術的に意味あるのわからんけどかっこよすぎて今回イチ変な声出ました

 

・「鶴らしくなるだろう!?」の言い方がまた違っていいですね。内包した圧、がありました。そして伊達組ふたりそろって倒した敵を踏みつけ!!かっこいい!!

 

・「これはまた、ずいぶん煤けた太陽だ」初演に比べて(カメラワークの問題かもしれない)そこまで互いの方顔を寄せていない。これはこれで顔を見ようとせずとも、という信頼に見える。

「さて…… 給料分は仕事をするか」

「俺を写しと侮ると、後悔するぞ!!」ここといい、やはりまんばちゃんの感情の発露がだいぶん強くなっているんですよね。語気が強い。

 

 

・光秀さんの髪の毛が乱れている!!!!!

もっと目力が強かった印象のある光秀さん、再演だとなんだか、惨めな…… くしゃくしゃな顔で泣きそうな表情を多く見せているかのような……。髪が乱れているのもあってか、よりくたびれた印象を受けるんですよ。

「どうした、殺せ!」のときに初演配信では明智さんの瞳に炎の赤が反射していてとても良かったですね…… 大好きでした。

 

・信長公の登場…… 再演配信ではアップになるんですね。初演のずっと全景映像っぽいまま映してくれるのが迫力あって好きでした。これはこれで手前にいる刀剣男士と明智さんの顔が良く見えます。

・障子に映る血しぶきすら反転!!!!!

・ここの明智さんが、初演よりも呆然としているような…… 初演では「信長公ォオ!!」とクソデカ感情アンビバレンスで叫びながら地に額をこすりつけるようなことしてたはずなんですが、なんだか比較的、呆然としている……

 

・全員集合、スローモーション殺陣、織田組の真剣必殺。ここで気付いたんですが、階段の金箔風の装飾が良い仕事をしていて、真剣必殺のプロジェクションマッピングといい、安っぽさがなくてむしろかっこいいことになってて「いいなこの階段!!こっち(ミュ)もどっかで導入しないかな!!!!」って思いました。でももうすでにいろんな階段やりすぎててどこに割り込ませろと…… って自問自答自己完結。

 

なんだか薬研ニキ跳躍力が増してませんでしたか?ジャンプがすっごく高く見えた。そして、宗三さんの魔王の刻印、初演よりコンパクトになっていい改良されてるなと思いました。そして不動ちゃんの服に血がついている!!

いやあ、全員殺陣が速くなってるんですがこれ気のせいじゃないんですよね…… 二窓で初演と見比べてたもん…… わかるよ

 

そして「これが終われば、また籠の鳥……」の際、立ち位置が反転しているので、宗三さんが鳥の翼のように袈裟を広げて、袈裟の模様をしっかり見せてるんですよね。なるほど反対側になったらこうなるのかと。

 

・最後の遡行軍を倒し、不動たちが明智光秀を送り出す。

「私はただ…… あのお方に必要とされたかった。だが老いつつある私に蘭丸のような若さはもうない…… 私は、あのお方に捨てられるのが怖かった。私にとってあのお方は…… 主君であらねばならなかったのだ」

光秀さんが、明らかに初演より涙ぐんで感情でぐしゃぐしゃになってるのが…… 髪が乱れているから印象が、ってだけじゃなく、明らかに。あああああ明智光秀…… クソデカ感情アンビバレンス…… 沼…… 

あんたはあんたの歴史を生きてくれよ、と向かい合う不動と光秀、特に光秀を見ていて、「やっぱり二周目だ」って思いました…… なんでかな、光秀の死相というか、初演よりずいぶんやわく草臥れたような姿がそう思わせたのか……

そしてBGMがいいんですよ…… 

「僕は…… どうして泣いているんでしょうか」

宗三さんの涙声も強くなってましたね。BGMがめちゃくちゃいいな……。そして、「僕にとってのあなたは……」で前へと手を伸ばし、「やはり魔王でしかない」とその手を戻して刻印に触れる。初演にはなかった、手を伸ばす動き。なんだかまさに信長の影、虚像を追いかけているようでいいなあ…… となりました。

 

■報告は以上だ

やっぱりまんばちゃんが初演よりとても凛々しくなっていて…… ???? 頼もしいというか、芯が強くなっている感じがするんですよね。何回同じこと言うねんって思いますやん、でも頻繁に成長を感じるので何度も言わざるを得ない。ええ、この成長がこわい…… 二重の意味で…… 

 

そしてここの報告、これ初演観たとき「わずか13日後……」を先入観のせいで「13日に死んだ」と勝手に聞き間違えた上に脳内変換してて…… やられた。

 

三日月「山姥切もずいぶん頼もしくなったぞ。」

ほんとにね

「これで俺がいなくなってもこの本丸を安心して任せられる。もしもの話だ」

 

ここ毎回なんでか上手く記憶に定着しなくて、一字一句正しい台詞ではなんて言っているのか……。

 

「耄碌してもらっては困る。あんたにはまだ、力になってもらわなくちゃならない」

「頼りにしてもらって嬉しいぞ」

 

鶴丸膝カックン健在!!からの「さあどこに運ばれたい!?」初演鶴を越える二段構え!!脱げる靴!!「ははは 拾ったぞ 受け取れ」シンデレラの王子か?

 

「人生には驚きが必要なんだ。予想しうる出来事だけじゃ、心が先に死んでいく」

”心”で、まんばちゃんの左胸を指さした鶴丸についてウーンと考えるなど。

「心はどこにあるのか」これって、刀剣男士たちが心について考えたとき、かならずや浮かぶであろう問いのひとつでしょうからね。

ミュでも「心」について語るとき、胸を押さえる描写がちょいちょいあります。加州とか大倶利伽羅とか。青江さんはちょっと特殊で、初演では胸を叩いていたのが、再演ではどこにも触れなかった。そういうのも色々考えちゃいます。

私なんかは心の在処より「魂の在処」のほうが関心が深いうえ、「心など所詮は脳の電気信号と化学反応の産物よ」っつっちゃって情緒も何もないのでそのへんは彼らに任せた。

 

ずんだ食いてえ…… 大好物のひとつ…… 

 

小夜の「このずんだ餅で誰に復讐しますか」に対し、初演ではわりと「落ち着いて!」というテンションで「うんおはぎで復讐はしないね!」とかぶせてきていた光忠が、今回のずんだ餅では小夜の扱いに慣れたな…… って感じにおだやかに返しててちょっと笑いました。

 

鶴「そうだ山姥切、軍議で餅で汚れているくらいがちょうどいいと言っていたがあれはどういう意味なんだ?」

ま「深く考えるな……!」

鶴「待て待て待て、じゃあ『ちょうどいい』とはどのくらいの量なんだ?」

ま「ど、どのくらい……!? ……(ZIP☁)

鶴「けっこうな量だな!(ZIP☁)

我おはぎの宴より(ZIP☁)所作が大好きになってしまった侍、再び見ることができてテンションがぶちあがる。

 

鶴「そんなに汚れてしまったら…… もちもちになってもち肌になってしまうな」

ま「は?」

鶴「だから山姥切はそんなに綺麗なのか♡」

ま「綺麗とか言うな……!(布バサアッ」

鶴「ちょっと待て今のバシャアは何だ!?」

布バサアッを「わーかっこいい!」と思っていたら鶴丸がツッコミおったので笑ってしまいました。そこ突っ込んじゃうんだ!?

 

三日月「よきかな、よきかな」

 

・最後の宗三と薬研の会話。BGMが一瞬無音になるタイミングが神かと思いました。

 

薬研「おまえ、そんなふうに笑えたんだな」

 

「慰労会は中止だってさあ」と小石蹴る鶴丸。よき。

 

 

 

■番傘・カテコ

番傘シーンまで反転していてアアアアアアアアアアアとなりました。でもずいぶんフォーメーションも振りつけも変わって、刀紋の傘も追加!! あくまで主役は刀剣男士、刀紋傘がいわゆるバックダンサーになったことで一振り一振りがよく映えたなあと。

でも相変わらずニキといちにいの登場はかっこよくてずるい。そして宗三さんが番傘で礼するとき、左右に江雪兄さまと小夜ちゃんの刀紋も並んでるの良かったなあ。

 

 

 

追加されてて興奮しました!!!!!

 

■カテコ

37ステージかあ……。メタ発言するひろちかさん。窪寺さん…… ほんと…… わたし一番あなたの温度差がむり(いい意味で)。長谷部が本当にゲラでこちらまで笑ってしまう。

今回はしっかりマイクついて「露と落ちt 露と消えにし 我が身かな 一期一rアーーー!!」と最後の最後に噛んでしまういちにい、そして杉江大志に濡れ衣を着せようとするいちにい、大好きですwwwwwwww

北村さんの「Thank you!! 謝謝!!」のとき、いちにいとずおの顔をつい確認したくなってしまいましたね。なにがとは言いませんが。そしてなぜダンケシェン……

泣いちゃう江雪兄様役の瀬戸祐介さんにエエン…… ってなってしまいました。そしてなぜドイツ…… どこからきたのドイツ…… 涙に弱いので一気に瀬戸さんに好感を持ってしまいました。

MVP佐々木喜英さん…… 61公演…… 

ひでぽよ!?!?!?!? 秀吉!? 秀忠!? 突然の豊臣と徳川。

すずひろさん…… キャストが27名、スタッフが93名…… 本当に裏を支えてくださる縁の下の力持ちの方々に感謝ですね…… すずひろさん…… すずひろさんさすがですよね。

 

急に三日月宗近に戻るすずひろさん!!!!!!!!!!!!凄すぎてひっくり返る。

でもすごくいいところで情緒ガン無視に「ということでみんな、所定の位置へ(三日月の声のまま)」ってやっちゃうとこwwwww

「他にもっとあるでしょ!?」「途中まで凄い良かったのに」って仰ったの誰でしょう。いやー、あたたかい座組ですね。こういうカテコを見ると幸せになります。

 

そして大千秋楽感謝御礼バージョンの勝ち鬨の歌!!!!! 始まりの曲を、一振り一振り一礼しながら歌い上げていくのが素敵すぎて素敵すぎて。

人間キャストどころか馬まで入ってきて大興奮してしまい歌詞聞き逃しました!!!!みっちゃんが「あ~~~~♪」を歌っていたのだけわかりました!!!!!

刀剣乱舞」を「五臓六腑!?」と聞き取った私の物騒な耳。

 

三日月とまんばちゃんと並んで再びカーテンコールに立つ宗三さん、あなたが誉ですもんね。そして元気いっぱいに弾ける笑顔で手を振る荒まんばちゃんにエエン…… となりました。カテコでこういう姿が見られるのが「お芝居」「舞台」の良いところですね……。

去っていく三日月の後ろ姿、美しさたるや……。ありがとうございました。

素晴らしかった。パソコンの前で拍手させていただきました。

 

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おおんこの流れは知っているぞ、みんな大好き新作発表

 

 

いやあ、欲を言えば狂乱する客席を含めて見たかったですね。ライビュ会場で流れた、とツイッターで効き及びました。配信もいいけど、やっぱり発表に沸く空気を感じたいってありますよね。だから千秋楽ライビュ大好きです。もちろん行けることなら現地に行きたい。

 

とんでもないものを観させていただきました。明日は我らが伊達政宗公と伊達刀、義伝ですね。楽しみにしております。

 

 

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いや~~~~、刀ステは~~、面白いけどハマりすぎるとあかんやつなので「刀剣乱舞1000000users」「伝説の始まり」「なにこれすごい」「あなたたちが神か」タグがついてる動く文学だと思ってラフにストーリーを楽しんでいけたらと思います。

いやほんとに頭からハマるとやばいこれ。

 

 

 

有識者のみなさまのツイート(5/28追記)

 

なんか前のブログで「モーメントにまとめると通知行った先の人をびびらせてしまうかも……」とか言ってたんですが「いちいちブログに貼り付ける方が労力むりです」になったのでやっぱりモーメントにすることにしました。というだけの言い訳。

まとめたのが義伝を見た後なので、義伝関連の公式・キャスト様のツイートも最初の方に多く入っています。

twitter.com

twitter.com

なるほどなあ、面白いなあ、とありがたく拝読しています。

「見といてほしいポイント」なんかは(自ら探しには行きませんがTLで目につけば)事前に頭に入れますし、あらかた自分の感想がまとまったあとは考察ツイートもよく読みます。

や、ネタバレは見ないようにしたいし呟いている刀ステ勢の皆さんもそこは気を遣っていると思うんですが、でも実を言えば公演されていた当時のリアルタイムなTLのざわつきもあって、大体うっすら知ってはいるんですよね。不穏ポイントは。明日の義伝で言えば「どんぐりの花言葉」とかについてもう知ってるし。

とはいえ、当時のキャストさんたちの裏話やら回替わりアドリブの話なんか聞けるのはいいですよね。

 

こうさつたのしい

 

2020/5/26

 

 

 

 

「虚伝」③自分用まとめ

刀ステ「虚伝 燃ゆる本能寺」感想①~実況~ - Auto♏atic Lie.

刀ステ「虚伝 燃ゆる本能寺」感想②~語りまくる~ - Auto♏atic Lie.

 

こんな感じで刀ステ視聴マラソンをしようと思っていた矢先でした。

 

 

おい。

でもちょうどハイロー沼にドハマってしまい、再演視聴するはずの2週間目に突入してなかったのがお財布事情的には功を奏しました。

そんなわけで無料配信によって有識者の方々が呟いてくださった好きなツイートを個人用に貼り付けてまとめます。

いつもはお気に入りの代わりにモーメントを使うんですが、お気に入り通知よりモーメントに入れられた通知の方が、こう、そうそうないことなのでビビるじゃないですか…… だから勝手ながら埋め込みという形でマイルドにここに保存しておけたらなという、自分用の記事です。

 

 

 

加州清光いるの!?問題

 

そうだったんだーーーー!!!!!!!

いやもう動揺したんですよ加州の名前が出てびっくりしちゃって。日替わりだったんだね、納得と同時にホッとしました。

やさしいせかい

滅せよかの邪知暴虐のウイルス

 

 

あとはもうジャンル分けも時系列もバラバラに貼り付けるだけです。

 

■皆さまの考察、殺陣、レポ

 

えっ怖い…… 

「13日に死ぬ」じゃなくて「13日後に死ぬ」って言ってたの……!?完全に先入観で見落としてた…… 脚本こわい…… 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明智光秀の窪寺さんと不動ちゃん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 すごい…… 

 

 

 

 

 

 

 廣瀬一振こと、いちにいほんとすき

 

 

 

 

 

 

 

 

ミュの蜻蛉切よりステの光忠のほうが背が高い……????

 

 

 

 

 

その発想と視点が自分になかったので羨んでいます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■キャスト様や公式様のツイート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かんぜんに自分用メモ

いつか見返したくなるかもしれない台詞部分

 

「なあ三日月」

「なんだ」

「心というのは実に不便だ 織田の刀たちを見ていてつくづくそう思った 俺たち刀剣はモノだ それなのに どうして心がある? 心が無ければ想いに惑わされずに済むはずだ」

「主のモノの心を励起する業で 我々は人の体を得た おぬしはなぜ我らに心があるのかと問うたな 俺はこう思う 俺たちに心があるのは モノであるが故なのではないかと」

「モノであるがゆえに 心を……?」

「うむ お主はあの月を見てなんと思う」

「……美しい」

「うん はははははははは その美しいと思う心があの月には宿る 今山姥切が美しいと思うた心が そら あの月に宿ったぞ その心はいつぞやお主に還って来るやもしれんな」

「心が…… 還ってくる?」

「うん 心とは森羅万象をめぐる だから人はモノを作り、モノを語り、モノに心を込める われら刀剣は、人の心を運ぶ歴史のよすがなのやもしれんな。」

 

Automatic Lie.

こんにちは。

今回は、前々からやってみたいと思っていた「ブログ名をタイトルにした記事を書く」というイベントに参加させていただいた形になります。開催日程とかもまったく知らずにいたので、遅刻と言うよりか後乗りの便乗も便乗ですが、よろしくお願いします。

 

 

さて、本当に下描きも何にもなく、浮かんだままつらつら書きました。

文章にはなっているはず。 暇つぶし程度にでもなれば幸いです。

 

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ニラ。

 

 

《Automatic Lie.》

 

●直訳すれば、『自動ウソつき』とか『無意識の嘘』という意味。

“lie”は可算名詞なので、正しい英語の用法に則れば“Automatic Lies”または“The Automatic Lie”なんかが正しかったりする。ついでに、ピリオドもいらない。

 

まあそこは、見栄えを優先した次第。

 

 

 ◆◆◆

 

 

●私たちは皆、多かれ少なかれ嘘をつきながら生きている。

このブログだってそうだ。本名でやっていない。まあ、ユーザー名というシステムに則っているわけで、匿名も渾名もアカウント名もユーザー名もハンドルネームも、別に嘘じゃあない。でも、一種の「偽り」とは言える。

 

しかして、「本当の名前」とはなんだろう? という話にもなってくる。

 

私たちは多くの場合、親から受け継がれた苗字に親などがつけた名前、それが戸籍に登録されている。

けれど、いつのまにか渾名や、ネットやSNSのヘビーユーザーなら本名よりもそちらの名前で呼ばれることが多くなる、なんて逆転現象だって起きうる。

少なくとも私は、本名よりもハンドルネームやそこから派生した渾名で呼ばれる方が好きだ。苗字はありふれているから別に何ともないが、下の名前はそんなに好きじゃない。おっと、これも言霊になってしまうんだろうか。

 

さて。ほかに私生活で言うなら、ネット通販で買い物をするとき、女のひとり暮らしという点にどうしても不安がぬぐえなくて、届け先氏名を男女どちらとも取れる名前にするか、思い切り男性名にしてしまうときなんかもある。

 

それと、芸名と本名が全く違う著名人、有名人。タカラジェンヌや歌舞伎役者なんてまさにそれだ。訃報の際に本名が一緒に報道されて「えっ、そんな名前だったの!」と驚かされることだってある。

 

私たちを形作るもの。

そのひとつであるものが、名前。

 

問いたくなる。「名前が違っても、あなたはあなたなのか」と。「別の名でいるときのあなたは、戸籍上の名でいるときと別人になるか」と。「芸名と本名が一緒のあなたは、仕事と私生活で自己のなかに切り替えしを持っているのか」と。

 

余談だが、私の推しなどは、そのあたりの境界線がずいぶん緩いんじゃないか、としょっちゅう心配になる人なので、いくらか身の振り方がうまく姑息ささえある同業の方のエッセンスを足してほしい。と常々感じていたりする。

 

 

まあ、なんだ。とにかく、人は誰しも多かれ少なかれ嘘をついて生きているはずだ。

これは持論、考え方なのだが……。

 

なにが真でなにが嘘か?

なにが嘘でなにが真か?

 

噓から出た実(まこと)、なんて言葉もある。

 

私たちが今信じているもの、信じている世界、姿は、本当にそうあってくれているものなのだろうか?

大好きだと追いかけているものは、本当に心が求め、望み、追いかけているものなのだろうか?

 

 

たとえば私は、このブログを大元をたどれば推しへの想いを書き綴りたくて作った。きっかけとしては。

しかし、時おり思うのだ。「私は本当にこの人が好きなのだろうか?」と。

 

舞台での姿に感嘆し、活躍には歓喜し、ライブで近くに来れば狂気してしまう。見上げる私の心は喜色一色に染まり、なにもかも輝いて見える。沸き立つ感情に、きっと全身が恍惚としているだろう。トークショーやイベントでの笑顔や、よくわからん「推しらしい」あれそれに心揺さぶられ、握手やチェキがあるときにはもう心臓は限界だ。いい意味で。

 

まあ、だからきっと、好きなのだろうと思う。

 

ただし、もちろん変化は起こる。

 

相手は何百年も飾られ続ける名画でも彫刻ない。生きた人間だ。おそろしいことに、常に私たちと同じ時間を刻む、生きた人間だ。

推しだって、そのスタンスや信条が、なにかをきっかけに転換期を迎えて真逆になるかもしれない。活躍するフィールドが変わるかもしれない、方向性が変わるかもしれない、ライフスタイルが変わるかもしれない、性格が変わるかもしれない。なんなら、エンターテインメントの世界から消えてしまうかもしれない。もっと言えば、突然いなくなってしまうかもしれない。

 

そんな「もしも」に心のどこかで備えながら、推し活をしていたりするのだ。大袈裟か? そうかもしれない。そんな面倒なこと、よくもまあいちいち考えていられる、と自分でも思うのだから。

 

 

 

「本当の私」とはなんだろう?

 

そんなことを、漠然と、いつも思っている。

 

 

思えば私は、ずっとずっと自分に嘘をつきながら生きてきた。自分をだましながら生きてきた。でも、当時はそれが多くを嘘に占められた思考で意識で生活だったなんて、気付いてもいなかった。

 

簡単な話が、私はずっと「優等生でなければ」と思っていた。一生懸命勉学に取り組んで、学校ではルールを守って健全に、先生と親の言うことが絶対だと。正しい、と信じて生きてきた。自分自身それを望んでいると。

実際、一部は嘘をつき続けたが故の実(まこと)だったのかもしれないとも思う。私は勉強が好きだ。それは本当だ。

ただし、受験戦争だとかノルマだとか成績だとか、そういう追い込みがなければ、の話!

 

さて、いろいろあって。それらが瓦解する日は、突然やって来た。

そうなって初めて、自分は「選択していた」のではなく、「ほかに許される方法を知らなかった」「ほかに生き方を知らなかった」のだと気付いた。

自分が選んで信じていた、のではなく、ただそれしか知らなくて、いつだってどこか窮屈さと場違いさを感じながら、でもそれが窮屈ということさえ知らないまま、生きていた。

 

 

『虚構も真実も表裏一体』

 

とは、大好きなミュージカルのストーリーパート内の台詞のひとつだ。

ミュージカル、といってもいわゆる2.5、しかもアイドルのようなライブパートもあるという少々特殊なジャンルではあるが。

(この「特殊」、と言われる垣根がいずれなくなればいいという思いもありつつ、そもそも『舞台』とひとくちに言っても、宝塚という確立されたコンテンツや、歌舞伎、能といった区分名がある伝統芸能があり、そしてストレートプレイミュージカルバレエオペラ場所も大劇場小劇場…… とにかく裾野は多岐にわたるので、垣根ではなく区分になればいいのかなと思っている。余談。)

 

 

ふう。

 

個人的な話だが、私の祖父は「ほら吹きじじい」だった。

 

いつも、その場で作ったそれらしい嘘を、口から出まかせを言う人だった。※過去形だが、まだ存命だ。ギリギリ。

とにかく、その場がよければいい。盛り上がればいい。自分が面白ければいい。そういうタイプのほら吹きじじいだった。

 

父はそんな祖父が大嫌いだといつも言っていた。幼い頃、祖父の言うことを真に受けてさんざんな目に遭ったり、友達に笑われたりという経験を何度もして、嫌いになったのだという。

まだ人生初心者である子どもが、親の言うことをまさか嘘だと思うまい。そこは幼き日の父に同情する。

 

ひとつ、父が「私は祖父に似ている」と言って常々詰ることは少々悲しかった。

おまえは嘘ばかりつく、本当のことを言ったためしがない、と。

 

言われるたびに、ああ、私は父が大嫌いな祖父によく似ているのかと。娘として可愛がってくれつつ、そういうところを父は嫌っているのか、と。

まあ、そんな父も年を追うごとにどんどん祖父そっくりになっていっているのだが。なんてことはない、これはただの家族間の同族嫌悪の連鎖でしかなかった。笑える。

 

話を戻す。父はよく、私に向かって「お前は祖父にそっくりだ」と言った。

実際その通りで、私もまた、ほら吹きだった。

ただし、祖父とはだいぶ種類は違っていた、とは思うのだが……。

 

私は物心ついたときから、滅多に父母に本心を語ったためしがない。やりたいこと、ほしいものを正直に言ったこともない。けど、なにかしでかせば叱られるので、保身のために必死になって言い訳をした。

 

「怒らないから正直に言ってごらん」なんて大嘘だ、と身をもって知っていたからだ。

 

 

今になって振り返ってみれば、私は望んで嘘をついていたというより、つかざるを得ないほど必死だったんじゃないかなあ、と思ったりもする。

そんなこんなで、とりわけ父母にはたくさん嘘をついた。自分を守るために。保身のために。それが結果として自分を追い詰めることになっていたとて、当時は気付けるわけもなかった。

両親にとっては嘘をつく子どもは失望の対象だっただろうし、実際私が保身のために口からぺらぺら語る言い訳は、事実と反するものだった。でも、自分を守りたい、怒られたくない、それはひたすら必死に、本心だった。

 

嘘の中には、そういう切実な「本当」が後押ししているものもある。

と、これも保身だろうか。

 

 

 

私たちはいつだって、小さな嘘を積み重ねながら生きている。

自分でも嘘だと自覚しないまま、口にしているかもしれない。

 

正直なところ、映画や舞台を見て、小説を読んでいても、自分の感情を疑うことが多々ある。

今、胸をしめつける感情は自分をだまして生まれたものではないだろうか?

いま流した涙は、「ここは泣き所だ」と思考して、自分を操って流したものではないか? つくりものではないだろうか? と。

 

間違いなく、衝動に突き動かされ沸き立ち、笑い、はしゃいで、歓声を上げる瞬間はたくさんある。

でも、そんな己のことすら「本当に好き? 本当に感動している?」と疑うことがしょっちゅうある。なんてめんどうな楽しみ方だろうかと自分でも呆れて笑ってしまう。

 

 

ブログには基本的に本心しか綴っていないつもりだが、かといってなにもかも赤裸々につづっていたら今回のようにどんどん深みにはまっていって、何が言いたいのかわけがわからない、抽出されたままの思考の羅列になってしまう。

だから私たちは言葉を選び、推敲してからこの世に文章を発信している。

 

これもまた、一種の偽りなのかもしれない。

 

 

 

そう思い、いっそ開き直ってやろうと私はこのタイトルを騙ることにしたのだ。

 

無意識の嘘。

 

うそをまったくつかないで済んでいる人間なんて、はたしてこの世にいるのだろうか?

そもそも、嘘をつくというのは悪いことなのだろうか。

そもそも、「本当」とはなんなのだろうか。

堂々巡りで、いつまでたってもわかりはしない。

 

嘘をついてくれた方が、多くの人にとって幸せなことだってある。

本当だけを語るのが、必ずしも良いこととも限らない。嫌な話だが。

 

ただ。今、肺いっぱいに空気が入って、清々しい気分で呼吸がしやすくて。心穏やかで、しあわせであればいい。そう思っていたい。そう思って生きている。

 

 

 

そういえば、automaticのmがなぜ蠍座の記号を使っているのかという話。至極単純、私の推しが蠍座だから。どこかになにか推しの要素をねじこみたくて、無理やりこじつけた。以上。

 

……さて、これは嘘でしょうか? 真でしょうか? 笑

そもそも推しが公開している誕生日は本物なのでしょうか。

 

言うてそんなところを偽る理由なんてないし、推しはそのへんが心配になるくらい、ぶっちゃけてしまうと馬鹿正直すぎる!! と頭を抱えたくなるほどドストレートなところがある人なので、疑うべくもない。はず。

 

 

あ、興味深い話を思い出した。

 

「自分の誕生日を覚えている人なんていない」という話だ。

 

胎児の頃からの記憶を保っている特殊な人々は別かもしれないけれど、それにしたって、生まれた瞬間は日付という概念すら知らないはず。自分が生まれた日に、新生児のまだよく見えていない目で、カレンダーや時計に表示された日付を記憶していることは難しい。まず無理だ。

 

誰も、自分の誕生日なんて覚えていない。知る由もない。

 

だから、親や家族が口にする、戸籍に記された数字。誰かしら何かしら、自分が信頼する人々が伝え、記録された日付を自分の誕生日と信じるしかない。という話。

 

誕生日を知っている、というのはそれだけで、この世に自分が生まれてきたことを祝福し証明してくれた誰かがいる、という一種の幸福なのかもしれない。

 

さあ、この話が引用された作品はいったいなんでしょうか?

知っている人ならすぐ気付くだろう。まんまパクリやんけ、と笑ってほしい。

ただ、この考えに触れたとき、なるほどなあ、と感心したのを覚えている。

 

 

生きているだけで、世界は疑わしいことばっかりだ。嘘ばっかりだ。

自分ですら自分で気付かぬうちに嘘をついていたりする。でも、その嘘が幸福なものであればいいのではないかと思う。

 

なにが本当でなにが嘘か?

 

 

 

「本心から」という言葉がある。

「自分の気持ちに嘘がつけない」なんて言葉もある。そんな人がいるらしい。

 

嘘が、本心から作られていたとして。

本心が、嘘から作られていたとして。

 

自分に、「本当のこと」とやらを言えない人がいたとして。

 

 

真実がいつだって優しいとも限らない。

しあわせな夢を見ていたい。

 

どこかに、そんな思いもある。

 

 

 

思うままに書き綴っていたら、もうあっちこっちに話が転がり、なにを話したかったのかもよくわからなくなってきた。

 

 

最後に。

繰り返しになるが、やはり私はこう言いたい。

 

私たちは誰だっていつだって、無意識に嘘をつきながら生きている。

そして、本当の思いも重ねながら生きている。

 

表裏一体、折り重なる層のように、織られていく布のように。

そうやって自分はできているのだと思う。

 

本当のことばかりがいつだって正しいとも、自分にとって幸せとも限らない。

 

 

ただ、胸いっぱいに空気を吸い込んで。清々しい気持ちになれて。ほっと穏やかに、幸せだと思えるのなら。

 

そこに、自分に優しい、都合のいい嘘があってもいいんじゃないだろうか。私はそう思う。

 

 

  ◆◆◆

 

 

そういえば、こんな話を聞いたことがある。

『真っ赤な嘘』というのは、自分のためにつく嘘。

『真っ白な嘘』という言葉があって、それは誰かのためにつく嘘なのだそうだ。

 

さあ、この話も嘘か真か。

遠い昔にどこからか伝え聞いた話なので、私にもわかりかねる。真偽を調べる気もない。

 

 

ただ、優しい言葉があるものだな、と思ったのを覚えている。

 

 

 

おわり。

 

2020/5/15

刀ステ「虚伝 燃ゆる本能寺」感想②~語りまくる~

こんばんは。前回の

刀ステ「虚伝 燃ゆる本能寺」感想①~実況~ - Auto♏atic Lie.

に引き続きまして、今度はこれでもかというくらい長々と語った感想文です。

三万字くらいになってしまって自分でも「なんで……?」と思っています。

台詞の引用とかあらすじ書いてるところ、余談も多々あるのでたぶんそのあたり飛ばせばもっと軽いかなと思います。

 

 

 

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www.marv.jp

 

 【※自己紹介】

  • とうらぶ大好き。本家ゲームはレベル250↑くらい
  • 普段は完全にミュ沼、騎以外全部観た
  • とんぼきりの人が推し(オタク人生ではじめて三次元に推しができた)
  • 映 画 刀 剣 乱 舞 は ア ホ ほ ど 何 度 も 観 た
  • 刀ステはTL受動喫煙程度。
  • でも新作発表とキービジュ解禁には狂う。
  • 刀ステに今まで手を出さなかった理由「これ以上沼を広げたら経済的精神的にキッッッツイ」
  • 最近の #刀ステ同時視聴 タグが未視聴側的にはネタバレなのでミュートしたくてもタグは対象外なのかできず、かといって後に「あのツイートこういうことだったのか、なんでお気に入りしとかなかったんだ」現象が起こるのが嫌なので薄目でお気に入りはしている。

 以上です。

 

※つまりは、刀ミュ勢が書いているので刀ミュを引用しての感想が随所で出てきます※

 

以上ご了承の上お願いします。

 

 

1.脚本、ストーリーについて

ひとまず、しつこいほど叫んだのは「宗三さんがこんなにフューチャーされてるとは思わなかった」です。いや本当におもってなかった。初見視聴中何度こう叫んだか。

 

真面目に書きます。

 

本能寺の変、を舞台にした作品。

映画でも言われていましたが、おそらく日本一有名な歴史事変であり、伊達刀たちが決して避けては通れない物語。

 

第一作目としては妥当なチョイスだなあと思いました。

ただし決してありきたりで安っぽくならず、本能寺の変なのに織田信長を一切登場させない。少し姿は出たけど、セリフも顔出しもなし。

 

あくまで、織田信長を取り巻いていた人々とモノたちを描いた。

 

織田信長とは何者か」という難題を、各登場人物・刀剣男士から掘り下げていくことで、複雑かつ底の見えない物語に仕上がっているなあと感じました。

 

さて、この物語においては起承転結の「起」が不動行光なんですね。

不動ちゃんが来たことで、他の織田刀たちがこれまで停滞させたままにしていたのであろう歯車が動き出した。

 

「不動行光の葛藤と成長」と「山姥切国広の葛藤と成長」を、二振りを似た者同士の同族嫌悪で並べることによって、並行して描いている。

おそらく、今作のストーリーを描くだけなら不動くんと織田刀+3振りくらいの刃数でもいけただろうし、脚本もずっとシンプルに、なんなら登場男士も削れただろうけど、そうはさせないぜ!! という重厚感を感じました。

 

なにより、山姥切国広に関しては「添え物にする」なんて絶対にできなかったのだろうと思います。

 

刀ミュでは誰が初期刀なのか、加州・蜂須賀・むっちゃん誰もが初期刀かもと思える立ち位置ながら、実際のところ誰が初期刀なのか不明なのに対し(※脚本家の御笠ノさん曰く決まっているそうですが明言されていません)

 

刀ステではまんばちゃんが初期刀と明言されている。受動喫煙知識ですが、間違いなく三日月宗近と並んで、今後の続編でも主軸となっていくから。

 

そんな彼を、不動くんと「似た者同士」という設定で繋げ、それぞれ本能寺の変を乗り越える、近侍の任と写し問題に向き合う、という試練を前にさせて、霞ませることなくストーリーのもうひとつの軸に置いたのはうまいなあ、と。

 

それにしても、やはり、見方によっては刀ステって「くどい」のかもしれない、と思いました。

私の情報処理能力もあるのでしょうが、誰がどこでなにをしているのかわからなくなるときがある。さっきまで三日月とまんばちゃんが共闘していたと思ったら、引っ込んで別のシーンになって、そしたら今度は三日月がひとりで戦っていて、そこにまんばちゃんが助太刀に来て??? と、初見はかなり混乱しました。

本丸内、紅白戦の森、本能寺周辺のどこか(遡行軍と交戦していたら蘭丸と遭遇してしまった場所)、本能寺、と場面がありましたが、そのなかでも室内の比率が多かったからかなーー?? ていうか刀剣男士の人数が多いから余計そうか、と納得することにしました。

 

宗三さんが

①追い詰められた蘭丸が錯乱して不動を刺そうとしたところを止めに入る

②蘭丸を殺そうとする長谷部、止めようとする不動の間に駆け込んできて蘭丸を一閃する

③光秀を殺そうとする不動との間に割り込んでくる。

 

あとで思い返そうとしたとき、シーンの記憶の混同が起きてしまうところが多々ありました。

 

もうそのやり取り見たよ! って下手したら観客が混乱し飽きかねない諸刃の脚本(演出?)にも思えました。

でも、わかりやすく削ってまとめてしまったら、きっとこの味は出ないんだろうなあ…… と何周もしていてしみじみ。

 

今回、まとめというか下記にも続くこの感想を書いていて、現代文試験の「〇〇字以内でまとめなさい」作業に似てるなーーと思いました。

同じような言葉が何度もキーワードとして出てくる。言い方を変えただけ、演出と場面を変えただけで同じことを描きまくってる。その重複個所をなんども反芻しながらラストへ向かうも、結局「わからなかった」で終わる。

判断は、遺されたモノたちに委ねられる。

 

やっぱりアクションするけど文学だよ、刀ステ。という感想です。

 

 

 

2.物語の流れに沿って、感想。

 

燃え盛る本能寺で、蘭丸と光秀の対峙から始まる。

 

織田信長とは何者なのだ」

 

この序盤からクライマックスな感じすごく好き。

ここでの光秀さんが本気で好きです。

 

蘭丸が「それが自分の務めだから」と言ったとき、きっとこれもテーマになってくるんだろうと感じました。

「務め」つまり、「役割」。

 

まあ、引っ掛かったのは、刀ミュにて「人にはそれぞれ役割がある」「僕の役割はなんだろう」「歴史の中で悲しい役割を背負わされる人もいる」といった、『役割』について語る場面が何度もあるからでした。なにこれ真剣ゼミ先行講座のおかげですか?

 

「お前にとって織田信長とはいかなる男ぞ、織田信長とは何者なのだ」

 

このシーンがすでにすごい好き(繰り返す)。

光秀さんの顔、すごくないですか。

涙まで流している。修羅とも悲哀とも取れる表情の上を、見開かれた目から涙が一筋落ちていく。

この人は何者だ??と役者さんを調べたくなりました。今は感想を書くにあたり余計なエッセンスを入れたくないので後回しにします。

 

蘭丸と光秀がスローモーションで消えていき、宗三さんの炎の夢だったと描写される。

 

「またこの夢」

「あなたは死してなお…… 」

 

 

僕は籠の鳥と同じです、天下人の刀として、

使われることなくただ「在る」ことだけを求められる……。

 

このセリフで、やっぱ蜂須賀なんだよな…… って思ってしまう刀ミュオタクです。

 

(※以下、長くなるので興味がない方は飛ばしてください。)

 

蜂須賀は刀ミュ二作目幕末天狼傳において、「君たち新撰組の刀たちが戦っていたとき、俺はただ飾られていた。使われなかった。どのように扱われるかを俺たちには選べない」と語っていました。

実際そうなんです。蜂須賀小六(思いっきり織田政権時代に登場する武将だよ!)を初代藩主とする阿波国の蜂須賀家にて、ただ家宝として飾られてきただけ。ただ『真作の虎徹』であることだけが価値とされて飾られてきた。

極端な話、蜂須賀にはなんの物語もないんです。たまたま、『真作の虎徹代表』としてとうらぶに実装されたのが、蜂須賀だっただけ。

彼が刀剣男士として本丸にいるのは、『近藤勇虎徹』というあまりに大きすぎる『贋作』の存在在りきといっても過言ではない。下手したら、『真贋問題』の延長である『贋作:長曽祢虎徹』がいなかったら、実は顕現する必要性すら危うかったような刀が蜂須賀です。

そこのところを刀ミュはうまいこと別の問題から二振りをフォーカスして解決と和解に導き今に至るわけですが……。

 

 

宗三さんの話に戻ります。

 

彼もたまたまそうだっただけ、なんです。

今川義元の刀だった、それを魔王織田信長が手にしてしかも名を刻んだことで「プレミア価値」が付属した。そして豊臣家に伝わり、徳川家に伝わり……。焼けてもなお。

もしそこにあったのが別の名刀だったなら、今宗三さんが背負っているものは別の刀がまるごと背負っていたかもしれない。

それぐらい、たまたまそうあって、そうなって、振り回されてここにいるのが宗三左文字という刀剣男士。

しかも、刻印を刻まれたこと、炎にまかれたことで、あまりに強く織田信長に縛りつけられてしまっている。胸が痛いですね……。

 

原作ゲームでは「不幸三兄弟」とか銘打たれ、儚げに自嘲の言葉を吐き、唾棄するように魔王という名を口にし、真剣必殺で刻印を見せる。“キャラ付け”程度でしかなかったものを、いや本来めちゃくちゃ重くて深くて掘り下げられるはずだったレベルの“キャラ付け”を、如何なく徹底して掘り下げていったのがこの作品だなと思いました。

 

つづき。

 

・OP曲『勝ち鬨の歌』(調べました)にて、他の刀たちが刀を抜いて殺陣をしていたりポーズを決めているところで、宗三さんが持っている花はなんなんだろう?

 

あえて調べない方がいいかなと思いつつ、再演の時にこの花が変わっている可能性もありそうなのがこの舞台なので、覚えておこうと。( ..)φメモメモ。

 

こんなに桜吹雪を舞わせ、蘭丸と明智光秀に椿の話をさせて、「話に花を咲かせたら」発言に宗三さんが「咲かせる花などありません」って言っているし。

 

やはり、刀ステはどこかに「花」をキーアイテムとしてしのばせてないか? なにかの暗喩や引き合いにしてないか? と感じたところです。

 

 

・みんながことあるごとに立ち絵のポーズを意識しているのが好きでした。不動ちゃんが寝っ転がってるときのまんばちゃんと三日月がさりげなく立ち絵で、細かいな~~!と感心しました。

 

出陣の儀での自己紹介(ドロップ台詞)ではもちろんのこと。あ~~~~立ち絵!! とたまりませんでしたね。

(あと自己紹介の〆が宗三さんなの、ストーリーを把握してからは納得でしかないです。)

 

そしてここ、役名紹介殺陣の前にススススッて降りてくる三日月がやっぱり「静の美」って感じでかっこよくてですね。本当に。

順次抜刀…… 決めポーズかっこいい

 

・OP曲にて、プロジェクションマッピングで刀剣男士の名前と演者さんの名前を重ねて差の絶対値みたいに色分けして演出するのすごく好き。こういうのすごく好きです。

 

 

日出国に生まれし者が(三日月)

導かれるは夢の後先(まんば)

刻みし主命を守らん(宗三)

美しくも儚き命の(江雪)

織り上げられし浮世の縁(小夜)

断ち切るのもを打ち砕け(薬研)

刹那の時の移ろいに(長谷部&不動)

成す術もなく彷徨うのか(一期&鯰尾)

切っ先をいま解き放ち(鶴丸&光忠)

光集め(光忠) 届け(鶴丸)

勝ち鬨の歌(鶴丸&光忠)

 

(全員)

刀剣乱れ舞い上がれ

凛々と彩り咲き誇れ

強く輝く花となれ

いざ行け出陣の合図

鋼の心を胸に秘め

恐れず戦え 散りゆく時まで

 

刀剣乱舞!!/

 

「はじめよう」

 

か~~っこいい!!!!!!!

 

個人的に東さんのビブラートがさすがすぎたのでもっと歌ってくれ…… と思いました。ここのビブラート何回リピートしたか。さすが今夏の帝劇、日本ミュージカルにおいて立てたら名誉と言われるまでの場所に出演するまでになった男だぜ……

 

 

■序章 

 まんばちゃんが「遠征から戻ったらここに来るように加州清光から伝令を~」って言った瞬間の衝撃と言ったら。

 

「えっっっ加州清光いるの!?!?!?」ってみんななったでしょ……

 

この本丸加州清光いるんだ!!?!?!?!?って。

名前出てるのだから確定ですよね?

もし私がリアルタイムで初演観ていた勢だったら、次回作出るのかな!?って思うところでしたよ…… ステ本丸にはいったい出てないだけで何振りいるんだ……

 

 

■刀ミュでも活撃でもそうだったけど、レアのはずでPocketが出る前なのに最初からいる三日月宗近について。

 

ここ難しいところだ…… といっつも思います。

最初から三日月がいる、というのは、ゲーム準拠というよりかそういう特殊な本丸だからなんだろうなって解釈はしてる……。もしくは豪運により、超速で顕現したか……。

たしかに三日月宗近刀剣乱舞の「顔」だし、最初からいるのが妥当なのかなとは思いつつ、メディアミックスにおいて三日月宗近が特別にならないで済んでる世界って花丸しかないのか、って心がしんどさで重く沈むぜ…… です。

 

うちの本丸の三日月は一緒に刀ミュや活撃や映画観ながら「えっ、よその本丸の俺、不穏すぎ……!?」ってこたつ入って部屋着でせんべい片手に口押さえてくれるタイプなのですが。

 

 

大坂冬の陣

 

家康暗殺部隊に対抗する第二部隊。

いちにいがかっこいいんですよ!!!!!!!!!もともとヘタミュが好きなので廣瀬さん杉江さんはつい注視しちゃうんですが、それにしてもかっこいい。ずるい。

 

「布陣の偵察ォ!!」ってキリっと声張ったあとに「然る後…… 」で冷ややかな顔でスラっと抜刀し、「各個撃破としゃれこみますか」でにやあっと不敵な笑みになるのが好きすぎる。

なにより短刀の群れを真横一閃する演出が、この真横一閃が!「一」の自己紹介ですよって感じもして、なんてか~~~~っこいいことか。

 

声もドスきいてたのに、納刀して鯰尾と回想台詞を織り込んだ会話をするときには穏やか~~ないちにいになっているのとかも。ギャップ。

 

※殺陣についてあとでまとめて別章にて書きます。

 

 

■手合わせ紹介

 

「研鑽せねば」って言葉に不動ちゃんが「俺はダメ刀だから磨いたってな~」っておちゃらけると、まんばちゃんが「さっきからなんなんだ!お前を見てると、俺はッ……」ってなるの、自分を見てるようで同族嫌悪なんだなーとわかりやすかったです。

 

薬研と再会、別に薬研はなにも言ってないのに自己紹介乙してしまうあたりが卑屈不動ちゃんだなと。

「どうせ俺は信長公を救えなかった刀だよ、俺だってわかってんだそんなことはァ!」って。ここの叫びは。

 

もちろん薬研さんは「別に何も言ってない……」ってなるし、なぜ白衣と鍬に突っ込まれてええ~?ってなってるのも面白い。

 

 

長谷部、近侍になったまんばちゃんに突っかかって来る…… んじゃなくて~「まずは、おめでとう」って言ってくれるところ本当に根がいい子です。いとしい……。

そのあと近侍とは云々…… 言い出すけど、まずおめでとうを言ってくるれるあたり、すごく優しいなあ、と思わせてくれるの嬉しいです。

 

 

■おはぎの宴こと軍議シーン

 

このへんの感想は①で一通り叫び終えましたが、二周目以降の感想も交えて。

 

一番印象に残っちゃったところ。↓

長谷部「(ZIP☁)( ZIP☁)

一期「大きいのをくれ?(ZIP☁)

 

・「はっはっはっは」って三条と五条でまんばちゃんを挟んで笑ってるときさ、鶴丸はけっこうヘラヘラ前傾しながらペシペシ叩いてるけど三日月は体を仰け反らせてぱっしぱっし手の振りも体の揺れも大きいなって印象。じじいです。

 

・ちょうどつかめるぞ、の時点でもう長谷部笑ってるし。あーん、「ここはおはげの」で一兄も笑っちゃったし!

長谷部も笑っちゃってるし!

鶴丸の「ちょっと待ってくれ」が素じゃんwwwと笑ってしまいました。こういう素がそっと出てくる言い方に弱い。

 

ところで、このカオスのなかずっとニコニコorきょとんとしている三日月。

アドリブパートでも三日月は崩れませんね…… さすがです。

 

いやあ、この鶴丸(染谷俊之さん)、ぜったい遊ぶのふざけるの好きだろうなあ~~ってのが伝わってきます。花丸に顕現されても違和感ないです。

鯰尾の背後をとったとき、まんばちゃんを膝カックンさせたとき、紅白戦の説明、カテコ、ふざけ倒しているときの顔がお芝居じゃなくて絶対これ演者さんが楽しんでる…… って伝わる……。

もしまるごとお芝居なら「役者さんバケモノじゃん」と震えるところです。

 

長谷部がウエッってなってて心配になるww

まんばちゃんもシリアスに台詞に移行したいのに鶴丸を挟んだせいでまんば―長谷部間にホットラインが生まれてしまい笑っちゃうまんばちゃん……

「どうしたんだい?長谷部クゥゥゥウン!」

「おはぎの宴が気になるのか」

このwwwwwwww

 

からの盗み聞き不動

「我が本丸の管轄内の時間軸において」

 

こういうフレーズワクワクしません??

“管轄する時間軸……”

審神者胸熱ポイントに刺さる

 

 

さて。おはぎの宴って、結局アドリブだったんですか? ハプニングか偶然の産物だったんですか……?

刀ステ勢のみんながことあるごとにネタにしてくるこれを「なるほど理解した」と言いたかったんですが理解できませんでした。

 

 

 

 

■手入れ部屋のシーンから

 

江雪さん「和睦に努められた板部丘江雪斎、私の心はその方の魂を受け継いでいる」

 

ここでも「心」ってワード。

刀剣男士とは切っても切り離せない永遠のテーマ、以降のストーリーにも深くかかわってくるキーポイントでしたね。

 

 ◆

 

不動行光を下賜された蘭丸に、光秀が「その刀を与えるということは上様にとってお前が宝なのだろうなあ」みたいなこと言っちゃうシーン。

後ろにいる齊藤利光(?)も、どこか怪訝そうに顔を見合わせてるのが不穏さをかもしだしてる、と思わなくもない。

 

 ◆

 

長谷部の来歴についてからかう不動ちゃん、「ごめん、訊かれたから」と身を乗り出す鯰尾がかわいいです。

 

ちいせえちいせえ、ちいせえなあ~~!と。

 

「今の主と信長を一緒にするな」「信長など所詮、志半ばで討たれるその程度の男だ」

この発言。不思議だなあ…… と。なにを不思議に思ったのか自分でもおぼろげなのですが。

 

「手合わせで白黒つけようじゃねえか!」で「復讐かい……?(ニュッ」と出てくる小夜にとてもにっこりしてしまいます。

ことあるごとに「復讐……?」ってニュッとしてくる小夜がどうしても「薄着!?」ってニュッとしてくる村正にかぶる(@らぶフェス‘17)。

 

長谷部と不動が揉めてるところに宗三が、続いて薬研が仲裁にやって来る。

みほとせの「待ちなサイ!ワタシのいないところで脱いだり脱がしたりは許しませんよ!」を思い出すのはなんでしょうね、髪色ですかね。

 

信長って六回言った。

うん、いちばん信長信長って言ってる

 

さて、ここの口論のシーンは、うーん、と考えさせられました。

不動くんはここでも、宗三に「前の主のことをこんなふうに言いやがる長谷部どう思うよ!」と同意を求めて突っかかり煽りますが、

おそらく宗三からしたら、信長のことで不動と同じ感覚を求められても困るんだろうな……と。

または、自分でもどう答えたらいいかわからない……という困惑にも感じられる。もしくは耳に届いてないかもしれない。届いてるからこそ佇んでるのかもしれない、とも。

 

殴ったあと「あれ……?僕は今、なにを……」でしたもんね。

 

 

 

■紅白戦前哨

 

まんばちゃん近侍の任に舞い上がってたの!!?!?!? とびっくり。気付けなかった……。

このへんの心理分析、難しくて今回は保留としました。

 

自分が部隊長になって、敵の大将を討てると思って進軍して、対処できると思ったけど手遅れで、自分は仲間たちを無用に傷つけて危険にさらしてしまった、という自責……。

 

そう三日月も慰めるけど、まんばちゃんは失態は失態だ、と。

 

でもって、織田の刀たちが自分が近侍になってから(っていうか不動が来てから)ずっと揉めてるのにも、しょんぼり……。

 

「主は一体なにを考えているんだ」

「おぬしはそれを知りたいか?」

 

「知りたいか?」って言う三日月、①では怖い、と言いましたが、二周目からはふつうに慰めてくれるおだやかなおじいちゃんに見えました。

ここの時点では、特に三日月に不穏さは感じないです。どちらかというと、若輩を見守る保護者…… の印象です。今のところは。

 

「ン悩んでるみたいだねえ!!」

「そこでだ!」

 

伊達の登場、確信を持って言える、おそらく演出からしてここは笑わせにきている。

 

 

■紅白戦開幕

 

まんばちゃんが三日月に「クソ爺」って言った!!!!!

な~るほど、ミュ配信にて膝丸が「あの自由人!」と怒っていたときに「ステならクソ爺って言いそうなところを」ってツイを見かけたんですが、ここでしたか。

思っていたよりマジでクソ爺!!って言ってました。

 

鶴丸の「せっかく生まれてきたからには、天を驚かせてみたい」が、

むっちゃんの「世界つかむぜよ」並みにでっかくて、刀なのに「生まれてきた」と言っていたり、好きだぞ。

 

江雪さんが戦を嫌いながらも、「誰かを護るために剣が必要ならここにいる理由もある」と言ってくれたのが良かったです。もちろん平和であることに越したことはないのですが、江雪さんなりに戦う理由をしっかり

持ってくれていたのが。

 

 

不動ちゃんが「こんな奴ら(豊臣刀、伊達刀に対して)こんな奴ら俺だけでじゅうぶんだァ~~!」と言うのが、おそらくヤケと『信長公こそ天下一』と言いたいんだなあと。

 

不動の態度に長谷部は「信長は見る目がない、不動のような刀が愛刀だっただなんて。光秀のこともそうだ、謀反を起こすような奴をそばに置いて結局裏切られてああなったじゃないか!!」と激昂。

不動は「俺のことはなんといってもいいけど信長公のことを愚弄すんな!!」と怒る。

「俺はあの人が好きなんだ、この気持ちがそんないけないことか!」と。

 

ここで、「あんたたちは織田信長のなにを見ていたんだ!」って不動ちゃんは叫びますが

 

そもそもそれぞれが見ている方向、見てきた景色が違うから、噛み合うわけがない。

 

恐らくこれがこの作品のテーマなんでしょうね?

「虚伝」。

 

 

宗三さんが気絶してしまい、紅白戦は失敗。

「くっ…!」と立ち去るまんばちゃんを追いかけてやる三日月

 

を見送る鶴丸

下を眺めながらの「……やれやれ」な目線、髪をちょいと掻く仕草が「うわっ、めっちゃ五条の平安刀だ!!」ってなりました。

 

 

■満月、森羅万象を巡る「心」について

 ①にて、「落ち込んでるまんばちゃんの布が、それでもきちんと二段ぶん上まで引っかかっててとても絵になるのさすがだなあ」と言っていましたが、

 

ここ、階段に座るために刀の鞘を上げようとすると一緒に布も上がるから、自然とこういう形になるのか!! と度肝抜かれました。なるほど様式美。

 

「心というものは不便だ。織田の刀たちを見ていて思った。」

 

モノなのにどうして心を与えらえたか……。とうらぶにおける永遠の苦しみと問い、命題。

 まんばちゃんも心があるから写し問題に苦しめられておるじゃろ?などと思ったり。

 

「心が無ければ惑わされずに済むはず」

 

たしかに、合理的でいられたらどんなに楽かと思います。でも、心があるからこそ見える美しいものや幸せ、できることってあるんだよ、とも。

なにより心が無かったら「守りたい」という思いすら芽生えぬまま戦うことになってしまう。

 

 

ところで、ここ、とても気になったところなのですが、三日月が口にした

 

「モノの心を励起することで体を得た」

 

 という発言。

深読みするけども、刀剣男士って心が先にあるのか?? その解釈はなかったな……と。

 

 

「モノであるがゆえに心がある」

 

→三日月のこの発言。初見は??となりましたが、流れを理解したらなるほどなーーになりました。

人が心を込めて作り、こころを写し、心を宿したからのがモノである。というのを以下で説明していくわけですね。

 

これ、映画における『歴史とは人』を、なんだか思い出させるんですよ。

 

「あの月を見てどう思うか」

「……美しい」

「山姥切が『美しい』と思った言葉がほら、あの月に宿ったぞ」

 

 

月が顕現したらそれは美しいだろう、という言葉、最初は「いや月を擬人化て」と思いましたが

たしかにみんなが月を美しい、幻想的だと思ったなら、それはきっとその通り月を体現する姿に現れるだろうなあと。

三日月だって「最も美しい」「最も美しい」と言われ続けたから、その姿で顕現したのだものね……。

 

 

「その心はいつぞやお主に還って来るやもしれんな」

「心が還ってくる?」

「心とは森羅万象を巡る」

 

  

(ここで三日月が手でくるくる輪を描くのが、それだけならなんてことないシーンなのですが、TL受動喫煙で『円環』というワードを目にしていたがゆえ不穏すぎて怖かったです。)

 

 

「だから人は物を作り、モノを語り、モノに心を込める。」

「我ら刀剣は他人の心を運ぶ歴史のよすがなのかもしれん」

 

 

すごいなあ…… と感嘆しました。一周目では、ここのあたりはただずっと唸っていました。

よすが、とは「たよりとするもの、たすけとするもの、よりどころ」という意味。

こんな語彙をドンピシャで持ってくるあたり、脚本家さんもこの舞台もやはりすごく文学的だと思わされました。

 

「心を写す」森羅万象、めぐりめぐって返ってくる、という考え、解釈……。

 

月を見て、そこに美しいという心が宿る。

これ、そのまま彼らの在り方に似てるね。

モノが語る故、物語……。

このあたりの深い掘り下げは、ステのほうが強いかもしれないですね。

 

 

「織田の刀にもそなたにもそれぞれ託された心がある それが巡り巡って繋がって行く。」

→これは、最後に薬研が織田信長について語るのに繋がる。

 

 

「山姥切国広よ、そなたは存分に美しい」

「主の言葉を借りたまでだ」

→で、これはまんばちゃんのラストの台詞に繋がる。

 

「主はおぬしにそう心を込めた おぬしはおぬしを信じ、その心でこの世を照らしてやればよい」

 

これって、審神者がまんばちゃんを近侍に置いた理由と繋がるのかな? と。

これが伏線となって、今後出てくるかな……と引っ掛かっています。

 

「あの月を照らす陽の光のように」

 

満月だけど…… ここから、刀ステは『まんばちゃんが太陽になるまでの物語である』ってことなのか? 伏線なのかな? と勘ぐりました。そんな気がする。

 

 

そしてこれ、空に浮かぶのが三日月ではなく満月なのは、あえてのはずですよね。三日月宗近の話にリンクさせたくなかったか、「関係はないですよ」とミスリードさせたかったか。今は何ともですが。

 

改めて、「三日月」ってどういうポジションなんだろうと。かつては、三日月とはほとんど線のような弧になったほっそい月のことを言ったと言いますが……。

 

 

 

ここでつくづく、刀ステの台詞回しが好きだなと思いました。

凄まじいんですよ。静かなのに、滔々と、つかみきれない深さ重さのものが彼らの口から紡がれていく。

 

文学だ……(n回目)

 

 

 

■+α:「心」の解釈

 「主はおぬしにそう心を込めた おぬしはおぬしを信じ、その心でこの世を照らしてやればよい」

 

ここで、それだよーーーー!! と仰け反りました。

心ってのはここにあるんだよ、拳をぶつけたところに!!!!!!

 

心について語ろうとすると、私はBLEACH海燕殿の言を引用してしまうんですね。拳と拳を合わせて、志波海燕はこう言うんです。

 

「心ってのはここにあるんだ」

「もしこの世界に自分一人しかいなかったら、心なんてものにはどこにも存在しねえんじゃねえかな」

 

わかり…… なんです。

心、感情というものは、誰かと関わりなにかと繋がり、共鳴し反発し、そういうものがあるからこそ生まれるんだ…… と思ってる民なので、ここの刀ステの解釈はとてもはまりました。

 

 

 

■二部隊同時出陣

順次抜刀してポーズを決めていくのがかあぁ~~~~~~~っこいいですね……。本当に……。

 

 

本能寺前日の時点で光秀が本能寺にいるのはおかしいのでは? と思ったら案の定そうでした。

そして、ぜったいなにかあるであろう椿の話。

 

「生きているうちにあと幾度椿を拝めることか」

「なにを仰います!幾度でも、ご覧になられればよいではありませぬか」

「儂ももう若くはない、お前さんと違って。自分の残りの生を指折り数えて生きていかねばならぬ歳だ。せめて次の季節の椿は拝みたいものだ」

「椿は、武家においては縁起の悪い花とされています。でも私は嫌いではありません。美しいものを見ていると心が落ち着きます」

「花が嫌いな人間など居らぬ」

 

ここは蘭丸の若さと光秀の老いを対比していて、そして話の流れ的に蘭丸と花を重ねているのかな?と感じたところでした。

 

美しい蘭丸は信長様に愛されて当然…… みたいな。

 

そして私的には超爆弾発言がきます。

 

 

「落ちたる椿は私か」

 

 

なにそれ?! とひっくり返りたくなりましたよ。

信長公を討ったあと、自分はただじゃすまないだろう、と無意識にわかっているような口ぶりなんです。明らかに野心を燃やして天下を取りに行こうとしている男の発言ではない。この光秀にとって、本能寺の変とは、信長という男への思慕憧憬、執着といった感情の清算であり葬送なのではないか?

とこの時点でもうしんどくてしんどくて。

 

で、この光秀役の役者さんがまた上手いんですよ……。

 

明智光秀、あなたもいったい何者なのか……(史実的にも役者さん的にも)。

 

 

明智光秀の解釈について。

ちょっと先取りするんですが、謀反を起こしたあと、蘭丸が光秀殿に「あのお方が貴方になにをした!!」と叫ぶじゃないですか。

 

←私は、何もしなかったからこそでは?と思いました。

 

個人的なことですが、幼馴染が織田夫妻明智光秀周辺(斎藤道三細川忠興ガラシャなど)のガチオタクでして、その影響で昔からなんとなく知っていました。

明智光秀織田信長を討った理由がわからない。冷遇されていたどころか、むしろずっとそばに置かれて頼りにされていたはず。

なにが彼を謀反に至らせたのか、それが本当に掘り下げれば掘り下げるほどわからんのです。

そのあたりを面白おかしくギャグ四コマで描いていきながらも、めちゃくちゃ優秀な歴史モノ、歴史解釈モノとしてオススメできるのが

『信長の忍び』明智光秀放浪記』『軍師 黒田官兵衛伝』などの重野なおき先生の作品なのですが。これだと光秀がこじらせていった理由も筋が通っていてわかるんですけど、あくまでこの作品内での話なので…… こうしてまた別の角度から描かれるとふりだしに戻って悩まされます。

個人的にはクソデカ感情アンビバレントだったんだろうなとひとまず解釈しています。

 

 

話を戻して。

■トラブルメーカー不動くん、蘭丸との邂逅

軍議に駆け込んでくるまんばちゃん、不動がいない!!

トラブルメーカーっぷり、ストーリーの転換役を如何なく発揮しています。

 

ここでスッと垂直に立ち上がる三日月すごくきれいでした。

 

 

本能寺を目指していた不動を宗三さんが見つけ、

「僕に追いつかれるなんてまだまだですね」

 

このセリフは二通りに解釈しました。

①顕現したてだから。同じレベルなら短刀の方が機動高いはず。

②「あなたの考えなんてお見通しですよ」ってこと。

 

 

 

 

「宗三は綺麗だな」発言。

 

自分はダメ刀、薬研や宗三さんを見ているとますます自分が惨めに思える、けれど

 

「宗三のことは綺麗だから苦手じゃない」

 

?????ハテナがいっぱい浮かびましたが、

 

「信長公はあんたを見て何を思ったんだろうな」

 

で、ああそっか、と。

信長公が宗三を見て美しい、綺麗だ、と心を映したから、思ったから宗三は綺麗ってことなのでしょうか……?

 

遡行軍と交戦しながら織田組が集結したところに、蘭丸が来てしまう。

 

撤退する遡行軍、蘭丸に手を差し出される不動ちゃん。

蘭丸にはわからないけど、そう、不動ちゃんにとっては、きっとすごくすごく嬉しいんだね…… 握り返そうと伸ばす手が震えて……

って胸に来ていたら、不動くんがめっちゃくちゃ元気に飛びついて抱きついちゃったのでいい意味で裏切られました。そうだった不動くん短刀だった。

でもここ、みようによってはすごく悲しいシーンでもないですか……。

 

 

次から、光秀の落ちたる椿は~発言並みに、本っっっ当に度肝を抜かれたシーンです。

 

名乗ろうとする不動くんを止め、撤退していこうとすると蘭丸が

 

「上様」

 

と思わず呼んでしまう。

おおおおおおわああああああああああ!?!?!?って観ていて声出ました。

 

「あなたたちを見ていると上様を見ているような感じがする」

 

写した、写された、のか。やっぱり。

とらわれている、ってのはここまで作用するのか。写し身なのか……と。

 

 

そしてここで、宗三さんがその「上様」について尋ねるんですね。

 

「あなたにとって信長公とは何者なのか」

 

それ聞いちゃう!? って初見で思いました。

しかして、こうやって刀側が、かつての主含む本人たちにアンサーを求める展開、わかるんですよね。

ミュでは長曽祢さんが近藤さんに聞いた、兼さんも土方さんに聞いた。そして、うろ覚えだけども活撃ではむっちゃんが龍馬さんから「刀とは」について聞いて、それぞれなにかしらの解を手にしていた。

 

 

やっぱり、彼らにもわからないんだ。だから知りたい、訊きたい。

心を感情を映されても、直接語り掛けられない限り、かつての主たちがなにを考え、なにを思い、なにを感じていたか、なんて言葉にしなきゃわからない……。

 

(しかし、よほど確固たる自我か、シンプルな思考の持ち主でないと、自分ですら自分が思っていること、本心ってわからなかったりするのがジレンマ)

 

 

ニキ……

「本当は会っちゃいけないんだけどさあ…… 会えてうれしかったぜ」

 

この短刀ずるくない?

 

 

 

そうだよ蘭丸くん不思議なお方たちだよ……外見コーティングシステムは作動しているのだろうか、と素朴に、いやかなり疑問。

 

 

 

 

 

■山姥切と不動のやりとりから、蘭丸と光秀のシーンへ。

※「写しである」とはどういうことなのか?

単独行動を叱責しつつ、不動くんと己を似た者同士だな、と言うまんばちゃん。

 

「自分は写しだ、とそう言葉にすることで逃げていたのかもしれない……」

 

このへんの!! まんばマインド写しコンプレックスの源がわからんで歯がゆいんですね~~~~!!

ソハヤもそうだけどなんで写しはそのへんコンプレックスに感じるのか??

人間で言う「Aさんちの息子さんが素晴らしいから真似た子をうちでも作ろう」みたいなことだとしたら、たしかに本人としては複雑か……。

いかに刀工が名高くとも、彼ら本刃としては「オリジナルを越えることはない」と思っている??

ソハヤも「俺は宝刀そのものじゃないんだぜ?いいのかー?」みたいなこと言うし……このへんについて深く考えたことなかった。

 

山姥切国広の卑屈の原因がわかりません。

が、今のところ納得いこうとしたらこうなります。

 

逃げていたのかもしれない、発言は「自分が第一の傑作である」というもうひとつの事実が重荷だったのかな? だからどうせ写しだから…… って? と悶々としています。

 

私はここ専攻ではないので本当によくわからないんです……。

とうらぶ総合大学の刀ミュ学部に所属しつつ、原作ゲーム学部も掛け持ちして虎徹専攻・蜂須賀ゼミ、あと祢々切丸専攻・新設ゼミに普段在籍してる感じなんで……。

 

山姥切選考・国広ゼミのひとに見解を述べて解説してほしいです。

 

 

 

「俺は近侍を務めあげてみせる、だからお前もダメ刀を返上して見せろ!」

 

逃げていたのかもしれない、だからもう逃げない。そういう文脈で出た言葉だと解釈します。まんばちゃんのここの心境について、もっと考えてみたいな~~……。

 

さて、ここで不動ちゃんが戸惑ってるんですよね。

「俺は……」と。

 

ここで「はあ?何言ってんだお前」なリアクションしないあたり、不動ちゃんも自分に思うことがあるに決まってるんでしょう。

 

ただ、この時点では不動ちゃんのなかにある「ダメ刀返上の方法」って、

「今度は信長公を救ってみせる」しかなくて、他にわからないよな…… って…… 私もわからないもん……

 

あえて言うなら、蘭丸や信長の運命を致し方なかったと受け入れて、自分が一国にも勝るとも劣らない、彼らの愛刀だったという事実を誇れるようになる、って方向になっていくんだよな……

歴史は変えられないんだから……。難問も難問です。

 

 

 ◆

 

ここで蘭丸の持ってる花はアジサイでしょうか? わからない……

 

織田信長とは何者か……いえ、先ほど出会った者たちに突然そう尋ねられたのです」

 

まさか冒頭のあのやり取りにも出てきたこれが、元は(おそらく)宗三さんの問いかけだったなんて思わないじゃん???なんという伏線????ぞわっとしてしまいますよ、鳥肌。大好き……

 

織田信長とは何者か、か……」

織田家臣の家に生まれた私にとって、上様は命を賭してお仕えする主君です。それなのに…… どうしてか、私はすぐに答えることができませんでした。迷いなどないはずなのに……」

 

つまりこれは…… 蘭丸は「信長を人として愛していた」と最後の最後に言うんだけど、そのことを今際の際まで言葉にできるほど自覚できていなかったってことか。

その本心を自覚して表明するより前に、「家臣の家に生まれたから、家臣だから」っていう思い込みが上にあって、だから即答できなかったのかな?と予想します。

 

ところで『疑わない』っていうのは、たしかに光秀さんが言う通り忠義者なんだけど、疑わずにいるってのは恐ろしいことでもあるんですよね。

だから余計に、この『虚伝 燃ゆる本能寺』という作品で、なんども繰り返し「織田信長とは何者か」と問うているのが、蘭丸の「疑わなさ」へいい作用をもたらしているんですよ。

 

 

そして光秀さんは、光秀さんは……

「私にもお前のような頃があった」「お前様が羨ましい」発言ですよ。

ああ、明智光秀とは何者なのか……。

 

 

■本能寺当日、蘭丸の死

薬研「信長さんのことは嫌いとは言い切れない、しかし好きだったかと聞かれたらそれもわからない」「でも理解したい」「一生わからないかもしれない……」

 

わかる。わかるぞその気持ち。

わかりたい、答えが欲しい。

でも、真実に近付けば近づこうとするほど、もしかすると知れば知るほどわからなくなったりもするのが困ったところですよね。

自分の深淵を掘れば掘るほど自分が見えなくなるように。

 

薬研「敬われ恐れられ慕われ忌み嫌われ、どれがあの男の本当の姿だったのか、簡単にはわからせてはくれない。」

 

そりゃそうだ。

 

人間もまた周りの評価と逸話からつくられてしまう。

もちろん、それを跳ねのける強さの持ち主もいるけれど。

最近だと、麒麟の信長公はわりと周りの環境からそうならざるを得なかったタイプ、という説が採用されてるのかな。という余談。

 

「でも思う、そのどれもが全部織田信長という男を形作っていたんじゃないか、とな」

 

そう、人間と言うのは多面的なもの。

そしてこれが、宗三さんにとっては「魔王でしかない」にあとで繋がるのだろうと。

 

 

燃え盛る本能寺、

不動ちゃんと長谷部の回想台詞。

 

「ああ、ここは……!」

「いい気味だとすら思っている」

 

本当なら、不動ちゃんが「お前はずっと信長様のそばにいるべきだったのかもな」って続けて「ごめんだね」って長谷部が返すのだけど、薬研たちもいるのと、動きが起こって遮られている。回想台詞をまんま全部使わないところも上手いんだろうなと。

 

本当なら蘭丸を討ち取っているはずの安田國次が死んでいるのを確認し、動き出す二部隊。

 

「魔王の命運を斫るため」で合ってるんでしょうか、三日月のセリフは。

 

 

 

冒頭にもあった、蘭丸と光秀の「上様を守るのが私の務め」「お前に忠義があるように私には大義が」「かような乱心のどこに大義が!」シーンに戻る。

 

大好き~~~~~~!!!!!!!!!

こういう、最初に出てきたシーンに、遡った先から進んできて再び戻ってくる演出大好きです……!

 

光秀は動機に「大義」という言葉をなんども使っていますが、これ、やっぱり本当は違うんじゃないかと思いました(ラストでわかるけど実際そうだった)。

光秀は、「大義」という言葉で本心を覆い隠していたんですね、おそらく……。

 

そして「あなたにとって織田信長とはなんだったのですか!!」と叫んでいる蘭丸は、もうこの時点では「桃色髪の男に尋ねられたこと」と思って口にしてないのかもしれない、と思いました。

 

たしかに、前日にも同じように明智さんに尋ねたときは、宗三さんから尋ねられたことが胸に残っていたから明智さんに打ち明け尋ねた。

 

でも、今やもう蘭丸自身の言葉になっているのかもしれない。もしかしたら彼自身、宗三たちとは違う意味だとしても、「信長公とは何者なのか」とどこかでずっと疑問に思ったりしていたのだろうか。

 

だから、こうして宗三に尋ねらたのと同じ言葉を、自身の本心にも乗せて、光秀に問いかけているのかも??????

とぐるぐる考えています。

 

 

蘭丸を止める第二部隊、光秀は「何者か知らぬが助太刀感謝」と場を離れる。

 

「あなたはあなたの物語を果たされよ」

「物語を果たすがいい」

 

 このセリフ好きだなーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!

映画刀剣乱舞の「守りまする、ここで散ったあなた様を」に通じるものがある

 

そして蘭丸を守るように遡行軍が。

小夜ちゃんが殺意高くて大好きです。

 

 

 

蘭丸を死なせたくない、手当てしたい不動に対し、光秀を追いたいがために必死になっている蘭丸。

不動を刺そうとする蘭丸!!

を、宗三さんが間に入って止める。

 

この宗三さんがもう、覚悟決まってて好き過ぎるんですよ。

とうに修羅を歩んできたからこそ、できるのだなあという。森蘭丸と大して接点ないしのもあるのかもですが……。

 

しかし、蘭丸を正しく殺そうとする宗三を不動が止めてしまう。

 

「大切な人たちより歴史が大事か、俺たちはこんな『理不尽なこと』と戦わなくちゃいけないのか、あんまりだ!!」

 

歴史を守るためにこうして戦うことが…… 不動くんにとっては、大切にしてくれた主ではなく正しい歴史を守ることが優先されるなんて理不尽だ、というわけで。

ここの叫びが、刀剣男士としての使命なんて知ったことか!!とこちらにも思わせる気迫が凄くて。

椎名さん、さきほどキャリアを確認してビックリ&納得しました。まぎれもない、完全なる、実力派だ……

 

 

宗三と不動がぶつかっている隙に逃げてしまう蘭丸。

 

 

その蘭丸に長谷部が追い付き、殺そうとするもまた不動が止めに入る。しかし不動自身も蘭丸に斬られ、やれれる!!というところで

 

宗三さんがスライディングINしてきて一閃、蘭丸を斬る。とどめも差す。

 

(※このへんは①での実況感想のほうが新鮮でいいなと思います。)

 

 

自分が斬った蘭丸を、抱き留めてやる宗三さん。

憑き物が落ちたように、死に行く蘭丸。

「どうしてそんな悲しい顔をするのです…… あなたがたは、つとめを果たしたのでしょう……?」

伸ばされた手を取ろうと本体を取り落とすも、蘭丸の手は宗三さんの着物を鷲掴む。

自分自身である刀を取り落としてまで蘭丸の手を取ってやろうとしたのか……とグッときますよ。

覚悟は極まっているし修羅も歩んできたけれど、兄弟の情を持っている程度には、人の心を知る宗三さんだからこそ……。

 

「くやしいな……」

 

そして、ここの蘭丸の言い方…… この最期……。

 

 

まんば「どこへ行く」

不動「ごめんなまんばちゃん…… 俺は…… ダメ刀を返上できそうにない!」

←守りたかった人のひとりである蘭丸を、また守れず死なせてしまった。宗三さんに敵わなかった。

 

ここの不動くんの表情がほんっっっとに…… いいんですよ……

 

 

■「宗三、行けえ!」

単身遡行軍と戦う宗三さん

「戦に出た経験はそう多くはないのですが、籠の鳥とも言っていられないようです!」

しかし苦戦、

「所詮はお飾りということですか……」

そこへ薬研と長谷部が合流。

 

「飾りだろうが刀は刀だろうが! 戦え!」

「背中くらいは守ってやるぜ!」

 

ここの長谷部の言葉が、序盤に手入れ部屋で宗三さん自身が言っていた「刀は戦うためにある、たとえお飾りだとしても……」に呼応している気がして熱かったです。

そして続く、左文字兄弟。

 

「兄様は自分のことをお飾りと言う」

「しかし私たちはあなたの物語を誇りに思う」

 

きっ、兄弟~~!!

ってなるも、①でも書きましたが、彼らにとって刀派による兄弟という関係がいかに強いのかよくわからなくて困るときがあるんですよ…… 花丸の「いちにいが早く来ますように」回もそうだったけど…… 鶯丸の大包平を待つ気持ちはまだなんとなくわかる、同派で兄弟でふたりきりで……。ただ、左文字兄弟の絆ってだいぶ謎くないですか?

 

※こっち(刀ミュ)では村正派が大概おかしいけど…… 次点で源氏もおかしいけど……。少なくとも三条なんかは同じ三条だからってべたべたしないし、新撰組刀が「血よりも深い絆」に結ばれているのはわかるし……

 

しかし、純粋に「兄弟だから」ってだけで仲良しなの不思議だよな…… ゲームの回想見直すか……。

それぞれ不幸を抱えて殺伐としているからこそ、左文字兄弟の血縁(血じゃないけど)という繋がりは唯一手放しで甘えて大切にすることができる救いなのか……?とか考えていました。

 

 

宗三さんに「行けえ!」と叫ぶ三日月。

 

駆けていく宗三さん、

三日月とまんばはアイコンタクトをして頷き合う。別動隊として合図を送り合ったということでいいのかな?

各部隊に分かれる。それぞれの殺陣。

 

 

■ずいぶん煤けた太陽だ

 単身戦っていた三日月が肩に食らい、「ははは、笑っている場合ではないな」と中傷台詞。

そこへまんばちゃんが助太刀、背中合わせですよ。

 

「月を照らす陽の光のようにか、無茶を言ってくれる」ってまんばちゃんが自嘲気味に言うから、「これはまた、ずいぶんと煤けた太陽だ」と三日月が笑い、

 

中合わせで、目は合わないけど、互いを見るからちょっと頭を寄せ合ってから、

「さて給料分は仕事をするか」

「俺を写しを侮ると後悔するぞ」

三日月とまんばちゃんの顔が……。

 

 

ここからちょっと、

三日月について語ります。

 

この時点では、三日月が「老成してるから腹の底が見えねえぜこのジジイ!クソじじい!」くらいの感じはするんだけど、なにか重たいものを抱え込んでるような印象はまずなくて、そんな感じられなくて…… まんばちゃんとアイコンタクトして頷き合ったときのさっきのシーンもそうなんですが、

翳りがまったく(とも言い切れないけど)見えないんですね、この時点の三日月は。

 

信頼、仲間、この場に居られることへの疑いなさというか。表情に不純物がない…… なんだろうな、なにか暗いものが混じっている感じもなくて。

 

アイコンタクト時も、おそらく各部隊長として役割を確認し合ったのだとして、互いにすべきことがわかってるあたりもう信頼じゃないですか?

 

やっぱり翳りがないんです、この時点の三日月は(今後翳るであろうことを確信した言い方)。

 

共に戦う相手への信頼も見えるし、「はっはっは、仲間がいてじじいは頼もしいぞ」くらいの顔に見えるんです、私には。

うう、それも決してドンピシャなたとえではないのだが…… 今の表現力ではこれが限界……。

 

とにかく、まだぜんぜん、信頼・信用・安堵が見えるわけです。

 

これがこの先、噂に聞くあの恐ろしき「悲伝」とやらに、「円環」とやらに行ってしまうのかと思うとすごく恐ろしいんですけど……。

 

まあでもミュの三日月だって最初の頃は、ライブの回替わりタイムで楽しそうにふざけてたり、らぶフェス‘16でも若者と遊びたいからって三条みんなで両国国技館貸し切ってお面付けて妖しく登場してみたり、馬連れてきてへらへらしてたりしてね…… ニッコニコで楽しそうだったけど……

 

まさかあの頃は、つはものとか葵咲本紀とかであんな「自分だけが確かに歴史に存在してきた刀だからこの役割を背負う」ってなっていって、歴史を正しい方向に導くためなら歴史人物に介入、謎の力でマインドコントロールして人間操る、殺し合いたくない者同士を殺し合わせるように仕向ける……。刀剣男士の協力者とか作る……

いいんか? それ みたいなことやるようになるなんて思ってもみなかったじゃないですか……

 

本当に、あの頃はわかんなかったじゃん???? と床を叩きたくなるわけですよ。

 

つはものでの、あの、本当にぞっとするような、「人外の美」を称える面立ち…… ふっと無表情になったときに、「あ、これは人ではない、美しきなにかだ、」と思わされたあと浮かべられる、口角が上がった時の「三日月おじいちゃん」って感じの笑顔…… あの落差よ…… 切り替えよ……

 

刀ミュの三日月は、つはものから一気に変わったというか…… それはまた語弊があるかもなんだけど…… 最初はまさかああなるとは我々も思ってなかったじゃん? 刀ミュだって。刀ミュですら。 

 

だから、刀ステはきっともっと重いんだろうなあ~~~~~って思うと、もう今からすごく気が重いです……

 

全然関係ないんですけど鈴木さんと黒羽くんの三日月要素含む対談があるとフォロワーさんから知識を授けていただいたので、2.5男子推しTVシーズン3のDVD買いました。明日届きます。

 

 

 

■光秀vs不動、決着へ

 

三日月が宗三に「行けぇ!」って言ったのは、光秀を殺そうとする不動くんを止めに行かせたんだね? と三周目あたりでやっと理解できました。

 

話の流れがもうあっちこっち飛んでわからなかったんや…… 誰が今どこで何してるのかわかりにくくて…… 唸ってほしかった、我が情報処理能力……

 

 

「なにが大義だ、なにが本能寺の変だ、こんな歴史俺が丸ごと消してやる!!」

 

蘭丸が死んでますます激昂している不動くん。

 不動くんからしたら「お前がこんなことしなけりゃ、蘭丸も死ななかった信長様も死ななかった!」って気持ちなわけで。

 

そして、不動くんの殺陣がすごい。

跳びながら回転蹴りですよ、どういう体軸と脚の上がり方してるの…… 地に足付かずにジャンプして空中にいるまま回転して全然ブレずに斬っていく。

あんなんされたらこちらとしては「あっ死ぬわ」ってわかるよ、短刀の間合いであの速さ…… 短刀だからこそか……

 

ついに光秀さんの刀も吹っ飛ばして、光秀を刺す!!っていうときに、宗三さんが割り込んできて……

 

(※ここらへんのリアクションは①の方が新鮮でいいと思います。)

 

なんで宗三さんこんなに間一髪のところで間に飛び込んでくる描写多いんです!!?!?

 

今作における脚本のサビじゃんもはや…… サビはもうこれ「織田信長とは何者か」じゃなくて宗三さんの仲裁ですよ……

 

最初に観たときの録音でずっと「ヒッ!」とか「宗三さん!?宗三さん!!」言ってて何が起こってるかさっぱりわからなかったときのシーン、十中八九このへんです。

 

「どうしてそこまでして止めようとするんだよ、あんたは信長様を守りたくはないのかよ、あんたを愛してくれた人じゃないのかよ!」

 

あの時は信長さんを救えなかったけど、今からなら間に合うんだ!!間に合うのに!!って宗三さんに泣きついているようにも見えるんです、ここ…… 幻覚かな……

 

で、

だから!!光秀を討ってはならないのです 信長が信長であることも 蘭丸が蘭丸であることも この歴史があってこそなんです!」

 

ここ、宗三さん自身の信長たちへの思いというよりかは、不動への想いって感じがしました。

 

「ここであなたが光秀を殺しては、信長や蘭丸の歴史までもいなむことになるのです」

 

こう諭すシーンで、私は、不動くんを救いたがってるからこそ宗三さんの「だから!」だと感じました

 

不動の言葉に自分の想いを表明した返答をした、というよりかは、

不動がひとり自分の想いに押しつぶされそうになって叫んでいるところに、引き留めてやるために諭しに行ってる感じ?

自分の感情も乗せながら。

 

もしくは、不動くんを救うことで、

自分も楽になりたいように見えました。彼にだって、感情はあるから。

 

「魔王でしかない」って言葉にも、いったいどれほどの、言葉にできないものが込められ渦巻いているか。そういうのも含めて。

 

宗三さんの

「あなたにあなたの信長があるように、光秀にとっての信長はここで討たれなくてはいけない信長。この本能寺の変が、僕たちの主であった織田信長という男の物語の行きつく先なんです!」

という言葉を受けての、

 

「教えてくれよ薬研!お前にとっての信長様も、光秀に討たれなくちゃならないような人なのか。長谷部、あんたにとっての信長様も、本能寺で死ななくちゃならない人なのか!!」

 

不動くんが凄すぎて、もう泣いてしまう……。泣いてました……。ここの、対峙する光秀と不動くんのシーン、ずっとずっと、何度も観てしまいました。

 

この叫びに、長谷部が「俺たちではなく、自分の心に問え!」って言うの。

これ、さっきの宗三さんの台詞があるからこそ「自分の心に問え」が冴えるんだよなって。

 

不動くんだけじゃなく…… 不動くんを見上げる光秀も眼光鋭くも、実は泣いていて……

瞳に映る炎がすごくよくて……

 

彼に見えるのは、燃えるような野心ではなく。

燃えるような嫉妬と羨望と、複雑に入り混じって燃え滾る、自身をも殺す身の内にある炎になってるって感じだなあ、と感じていたので……。

それが瞳に炎が映ることで体現されてるみたいで、すごい……と。

 

ここの、光秀と不動が対峙するシーンは、何度も何度も食い入るように魅入ってしまいました。いちばん好きなシーンかもしれない。

 

涙か、汗なのかわからないけれど、不動ちゃんの睫毛から雫が落ちるのも天才すぎて……  

みんな汗だくなのが、まさに炎の中にいるようで。

 

 

不動くんの切っ先が迷う。

振り下ろそうとして、引きとどまって、泣きながら、慟哭しながら、叫び、刃を迷わせる。 

 

不動くん…… 不動くんが、迷う刀で泣きながら葛藤してるのがすごく……

実際に三島で不動行光を見たことがあるので、尚更すぐそこにあるものを感じたと言いますか。

 

「愛されたぶんを返すことができなかった」

 

これ、刀剣乱舞初見の人にも刺さるでしょって泣きました。

 

ずーっと「ダメ刀」「ダメ刀」ってやさぐれて卑屈に、ときに開き直ったようにへらへらと語ってきたこの言葉が、理由は、すべてここから来てるって、ここでついに出してきて!

 

冒頭からずっと「俺はダメ刀なんだよー」って甘酒片手にひょうきんに卑屈な感じで言うのにさ、いざここで、

愛されたぶんを返せなかった、救えなかった、俺はダメ刀だよおーーーー!!!!って泣き叫ぶ…

 

いつでも不動を止めるためにスタンバイはしてる薬研と長谷部…… 宗三の声を聴き、最後まで不動の選択を待ってやる。

そして、不動が崩れ落ちたところでようやく構えを解く。いいですねえ……

 

 

 

そして、ついに現れる織田信長

出てくると思ってなかったのでハアアアッッて震えてしまいましたよ。

 

ここでの信長公の登場・退場がすっっっごくかっこいいなって思ってて……

 

みんなの意識がすっかり逸れてた舞台上段で、障子の向こうから浮かび上がる魔王のシルエットですよ…… で、ゆっくり障子が開いていって、そこにいるのは微動だにせず強かに荘厳に立つ信長の影。障子が開き切って、炎に照らされながらなおもそこに存在感を持ちながらそこに立っていて……。

 

厳かに背を向け、うろたえることもなくじっくりと刀を抜き、そして能のようにゆっくり、ゆっくりと階段を降りていき…… 障子は閉まっていき……

最後に見えたのは、障子紙に迸る血。

 

なんつーーーーーーかっこいい演出か、と思いますやん?

 

しかもそのあとに、不動ちゃんがウッて泣きそうな顔してるのはわかるんだけど、光秀まで「信長公ォオ!!」て叫んでるのが本当アンビバレントなんです。

なんちゅうアンビバレントよ。

 

明智光秀が、「信長公」と叫んで、見開いてた目をぎゅっと閉じて、床に頭をこすりつけるように蹲るんだよ……

これだから、明智光秀って男はひっでえ沼だなと思うわけですよ……

 

そして、今度は光秀を狙いに来た遡行軍に、「泣いてる暇はないぞ!」「わかってるよ!!俺たちが光秀を守らなきゃならないなんてなあ!!」「因果なものです!」って立ち向かっていく。

 

薬研は薬研で「なにボサっとしてる自分の身くらいテメエで守りやがれ!」って不動ちゃんが吹っ飛ばした刀持ってきて光秀に持たせてさ……

複雑だね、守らなきゃいけないんだねえ……

 

中傷織田組の真剣必殺がいいんですよこれ。

トップバッター薬研ニキの柄まで通ったぞ!!音ハメ完璧だし炎のエフェクトがかっこいいし。これ、炎が黄緑色なのは、ゲームの会心の一撃がこの色で閃光奔るからですね!?と三周目あたりでようやく気付きました。

 

俺の刃は防げない! と長谷部も来て、

 

「ここでやられちゃ信長公の沽券にも関わる」って言いながら「ダメ刀だって舐めんな!!」って行く不動ちゃん。

今作でのまんばちゃんとのやり取りと見てると、「俺を写しと侮ったこと、後悔させてやる!」と呼応するものを感じたりもしましてね。

 

そして、宗三さんの殺陣がここにきて一段とキレッキレに!!何体か斬り捨てたあと、蝶のように両腕を広げ…… てからもまたバッタバッタ倒して、「そこだ!!」「僕に触れられると思いましたか」

振り向きざまに一気に斬って、着地……

 

四振りが揃って敵と刃を交え、そして宗三さんが最後に

 

「これが終われば、また……籠の鳥」

 

と、薙刀さんズバァッ!!と斬って決着。かっこいいが過ぎた……

 

光秀に向かって「大義を果たしてもらわなきゃ困る!!」と、

泣きたいだろうに叫ぶ不動ちゃんに、

 

「私はただ あのお方に必要とされたかった」

 

という光秀。

ほらクソデカ感情アンビバレントじゃん

 

「見捨てられるのが怖かった。織田信長とは何者か?私にとってあの方は…… 君主でなくてはならなかったのだ」

 

だから、臣下でいられなくなる前に殺す、か…… クソデカ感情アンビ(以下略)

 

「だったら…… だったらなんだ!信長公は信長公の歴史を生きたんだ、

明智光秀!!アンタはアンタの歴史を生きるんだ!! 頼むよ…… あんたはあんたの生きた、その歴史を生き抜いてくれ…… それが、あんたの“務め”なんだ……!!」

 

 

光秀が去る。

本能寺が落ちる。

 

僕はどうして泣いているんでしょうか、とこぼす宗三さん。悪いことじゃないさ、という薬研。

 

「この刻印が覚えている…… 僕にとってあなたは…… やはり魔王でしかない……!!」

 

←これ、信長公が第六天魔王って宗三さんに刻んだから、そう「心を写された」のも少なからずあるのでは?と思いました。

 

 

 

最後まで「信長が何者か」はわからなかった……。

織田信長とは何者だったのか」っていういろんな説を引っ張ってくるやり方が、うまく活きたなあと思いました。

 

宗三にとっては魔王でしかない。

 

でも長谷部に薬研に不動に、それぞれに信長があって、ただ自分にとっては魔王でしかない、と結論付けた……

 

 

 

うーーーーーーーーんこれなーーー、①でも書いたことのコピペなんですが、

 

刀ステが、ゲームの見えないところを掘り下げてくれたと同時に、さらなる謎と命題を与えてきた感じがしました。すごく

 

 

 

■報告は以上だ。

 

表面上は歴史通り、と締めくくるまんばちゃん。

 

「あと最後に…… 俺を、美しいとか言うな。以上だ」

 

これは三日月が「そなたは存分に美しい」「主の言葉を借りたまでだ」から来てるんだ、と納得しました。

 

 

 

 

あ じじいが茶を飲んでる

 

こういうエンディングシーン凄くなじみがある

 

 

 

 

ずっと「主が何を考えているのかわからない」と言っていたまんばちゃんが、三日月の所へ行き、「主がなぜ織田の刀たちを本能寺に向かわせたのか、今は少しわかる」と。

 

「ふむ、そしてその心は?

「強くあれ。主はそう言っているような気がする。」

 

う~~~~まいこと使うな~~!と思いました。なぞかけの時に使う、「それが意味するところ、主旨はなんぞや?」という声掛け。

 

で、隠れた大問題はここですよね。成長したまんばちゃんを見て、三日月が

 

「俺がいなくなってもこの本丸を安心して任せられる」

とか言いおる。

 

不穏なことを言うな

と全力でフラグに震えましたよ。

 

「なぁに、もしもの話だ」

「まだあんたの力が必要だ」

 

ここ、まんばちゃんはクソじじいとか言いつつ、三日月のやり方や采配はしっかり認めて頼りにしてるんだってのがわかって……。

 

「頼りにしてもらって嬉しいぞ」

「フン……」

 

なんておどけた会話に収束し、鶴丸の「ガラ空きだぜ!!」膝カックンも来てうやむやになってしまったけれど

 

忘れないぞ…… 忘れないからな……「俺がいなくなっても」発言を…… お前が言ったことを…… 私は忘れない……!!

ぜったいにあとで効いてくるんだろ……?!?!? TL受動喫煙だけでもわかることはあるんだよ……!!!!

 

 

光忠「ン待たせたねぇえええ! さあみんなでO-CHA☆の時間にしよう!」

鶴丸「向こうでおはぎの宴とやらを教えてくれ!」

まんば「その話はやめろ……!」

 

三日月「うん、ハハハハ…… よきかな、よきかな」

 

 

 

 

誉をいただいた宗三さん。

そりゃ誉いただくよ!!!!!!いただきますよ!!!!!!!と机バンバンした。

 

「僕を手にしなかったら信長は滅びすに済んだのかもしれない」

 

???

この発言の意図がまだ咀嚼しきれず、わからずにいます……。

 

そして、薬研の例の台詞。また①からのコピペなのですが。

「本能寺で見た信長さんが笑っているように見えた…… 自分は自分のまま、自分の歴史を生き抜いてみせるから だからお前たちも自分の道を歩め 這いつくばって あがいて それでも前へ進め あの背中がそう言っているように思えた」

 

ずいぶん都合のいい解釈だ、という自覚はしてるらしく。

しかしそれは、薬研が自分の心を「信長」に写したともとれるわけで。

 

なるほど、織田信長とは、薬研にとってはそういう男であったのかもしれないと。

 

だから、薬研はそういう心を持っているのかもしれないと。

もしかしたら、『薬研藤四郎』に写された、反映された心。周りの思う信長像のそうった部分が、薬研のひとつになっているというのもあるのかもしれない。

どちらにせよ、かつて信長が薬研に写したのかもしれない心が、薬研に宿り、そしてふたたび信長という男への解釈に帰結したとも見える、この言葉……。

 

森羅万象、巡り巡って…… 三日月の言葉はここにもかかっているのであろうと思いました。

 

「お前の織田信長は見つかったか? 宗三」

「信長という男をそう簡単に理解出来たら苦労はない」

 

まったくその通りでございます。

 

「宗三、お前…… そんなふうに笑えたんだな」

 

 

新たな出陣命令、

慰労会は中止だってさぁ~~と鶴。本体を杖みたいにすな。

 

……出陣かァ!と駆け出す薬研、少し遅れて、遠くを見馳せてから、後を追う宗三。

 

 

Fin.

 

 

 

3.殺陣

文字にしたところで説明下手すぎるから図解にできたらなーーとも考えたんですがペンタブを出してくるのは断念しました。ご容赦を。

 

ド素人なりに、それぞれの殺陣を観ていての感想を書きなぐった記録です。

 

まず最初に、どうしてもミュの殺陣と見比べてしまうのですが、ステは「速い、重い」という印象でした。本気でぶつけにいくときの勢いがもう違う。

おそらくですが、ミュの場合歌って踊るのに割かねばならない部分も多いので、そうなってしまうのだろうと思いました。

 

殺陣はステに軍配だと思います。初演でこれですものね……。

ただ今後、槍と薙刀も見比べるのが楽しみな所存ではあります。

 

大坂冬の陣

光忠の殺陣は、足元はしっかり地についてるけど軽やかだね。肩から大きく刀を振るから間合いが広い。可動域というか、円周が大きい。

 

鶴丸もそうなんだけど、鶴丸の方が翻弄するようにちょこまか動いてて、一度に入れる動きが多くて、素早い。そしてパシッ!パシッ!と刀を弾くような動きもする。遊戯というのかな、やっぱ「翻弄していく」スタイルって感じ。

 

 みっちゃんが優雅にダンスを踊っている、というなら、鶴丸はこまかなバネがあって跳ねる感じ。

 

・小夜の斜め回転ってこれのことか…… 速いんだよ、コンパクトで。動いてる範囲はけして広くないのに、動きが機敏かつ回転がすごすぎてまったく見劣りしない。首を掻っ切ったあとの回転速度見ました?うわあこりゃ斬れるわ…… って説得力が凄い。

 

・鯰尾は直線的で、しっかり向かい合って戦いますって感じ。距離を取りつつも正面から懐に入っていったり手で敵の刀を持つ手を押さえたり。なんか「優等生」って感じの殺陣だなっていう勝手な印象。

 

・一期は、マントを左手で押さえながら戦うのが騎士っぽくていい。凛とまっすぐ立ったまま、まっすぐ構えて斬る、あまり腰を落とさない。強いけど優雅。

 

・江雪兄様は刃先で牽制をするけど、手元も腰に近いわりと低いところで構えている…… 戦うときは斬るために腕も伸ばすけども、やはりどこか消極的にも見えるのが江雪さん。

 

・いちにい!!ノールックで敵の刀を受けるし!「ハア……(気だるげ)」と言いたげに鞘を軽々と持ち直して…… 鞘で敵をブッ叩いたりするときなど、たまにちょっと荒っぽくなるのもいい。

光忠よりは手数が多く、軽やかなイメージだね……

 

 

②紅白戦

・三日月の殺陣

やっぱり狩衣で袖があるから、突きをしてくるっと回転するときも袖が邪魔にならないような動きをしてるのがわかる

すごいなあ~~一気に後ろから前、真横に薙ぎ斬る。袖がひっかからないように殺陣ができるの凄いと思うんだよな勝手な印象なんだけど。

重心が低くて、袖があるからかな無駄がなくシュンシュンっと軽やかかつ美麗に、って感じ。

 

・やっぱり鶴丸は、手首を軸に刃先をくるくる回しながら弾くような殺陣をするなという印象がある

身体と手首の両方を軸にしてくるくる戦ってる印象がある

 

・いちにいと長谷部、殺陣は似てるけど長谷部はちょっとキビキビしてるような感じなんだよね

 

光忠はやっぱり肩からを可動域にして刀を振るからすごく動きが大きく見える。

光忠の方は余裕があるようにステップ踏んだりするんだよね、ダンスのような殺陣っていうのがしっくりくる。

 vs長谷部での動きで気付いたことだけど、もともとの身長が高いのと脚が長いのとで、大して高く跳んでなくてもすごく高いところから力強く振り落とされて叩き斬ってくるように見えるんだ…… よく見たら高さだけなら大してジャンプしてないぞ光忠…… ジャンピング叩き斬り……

 

・三日月vsまんば

まんばちゃんはブレザーなだけあって動きやすい、布を翻して目くらましと牽制しながら距離を取りつつ…… ってイメージ。

まんばちゃんの方がすぐに刀を振る方向を転換しながら戦える感じ。振り切れる角度、というかバリエーションは多い感じ。制約が少ない。

 

上では粟田口同士とお兄ちゃん同士が戦ってて、そこにトリックスター不動

 

宗三さんや江雪さんはあの袈裟があるぶんおっきくてゆっくりした動きになるんだろうな、それに対して洋装のいちにいは動きやすいんだろうなと目に見える。

 

 

③本能寺近辺の森にて

 

・宗三さんの殺陣ってあれかもしれない、袈裟が重たいぶんぶん軽やかじゃないって言ったけど、かわりに一撃一撃がゆっくりめになってとして一撃で一体確実に仕留める、っていう感じが見えた

敵を踏みつけて他の敵を斬った!!かっこいい!!

 

ヒキで観たい殺陣。

 

・映画でもわかってたけど不動くん身軽だ、敵の上を側転でくるんと飛び越えてるし

 

 

④本能寺にて

・コピペですが、対光秀の不動くん。

跳びながら回転蹴りですよ、どういう体軸と脚の上がり方してるの…… 地に足付かずにジャンプして空中にいるまま回転して全然ブレずに斬っていく。

あんなんされたらこちらとしては「あっ死ぬわ」ってわかるよ、短刀の間合いであの速さ…… 短刀だからこそか……

 

・まんばちゃんはやっぱり戦ってて布がひらひら美しい

 

・いちにいがゆっくり来て、一気にカッ! と構えるのがかっこいい

いちにいここでようやく少し重心低く腰を落として戦う

 

・シュパーン!シュパーン!と来る鯰尾はやっぱり直線的。いいですねえ、脳天からブッ刺して

 

・小夜はやっぱり足技も使って体全体で戦ってますって感じがしっかり見える

 

・江雪さんはやっぱり宗三さんと似てて、上体を起こしたままゆっくり突いてゆっくり斬る…… そう力んでるようにも踏ん張ってるようにも見えない、でもしっかり一撃で倒していってる、これはステータス値が高いからですね……

宗三さんならもっと頑張って倒してるところを江雪兄さまは同じような殺陣でも力まず倒せてる…… ここで気付きましたね……

 

・「くォれでも実践向きでねぇえ!!」

やっぱりダンスのように、雄々しさもありながら戦う

・「赤く染まって、鶴らしくなるだrrrろォア!!!」ですよ!!

鶴丸の殺陣、なんだこの感じと思ってたらアレだ、『遊び心があるように見える』んだ。

 

・三日月

能のようにゆっくりゆっくり、のしのしと出てきて…… スッと刀を構えたかと思えば…… 緩急!! 静と動です!!!

一気に腰をしっかり落として摺り足のまま斬っていく。構えで牽制し、この大人数を一度に相手して後ろにいた奴はノールックで一突きするし

 

全身使って、それこそ体も刀身と繋がってるといわんばかりの流麗さで薙ぎ斬るか、突くかのどっちか。

 

袖があるから、振り抜くか、突くか。

で、それが美しい。

能のようにゆっくりゆっくり動いてたかと思えば、シュルンシュルンシュルンシュルン(擬音語が多くて済まない……)斬るんですよ。優雅です。

 

 

4.エンディング、傘

青い光に照らされて、逆光のシルエットが浮かび上がる三日月。この演出カッコイイ大好きです。

 

後ろにも階段があるとこういう登場演出ができるんですね。

また一振り、一振りとあとに続いて姿を現す。

 

最後にまた「西暦2205年──」のナレーション持ってくるの、にっくいです。最高でした。

 

 

■傘

 

文字にしたところで説明下手すぎるから図解にできたらなーーとも考えたんですがペンタブを出してくるのは断念しました。ご容赦を。(二回目)

 

・・・

 

傘を差して登場する12振り。

かっこいいですね…… 。

 

(耳コピ)

 

ひとりひとり別の道なら

ひとつひとつ違う色彩

喜怒哀楽の想いを馳せる

昔日の影を 残して

 

長き月日巡り

受け継がれし心が

時を越えて幾度も

この身に問いかけてくる

 

お前が描くあの男は 何者なのか

 

赤く燃える炎の奥に

映る確かな歴史の影

与えられた命題のため

光る切っ先は戸惑を断つ

 

生きた証 かの物語

けして変わることのないように

迷わない もう恐れはしない

走れ 等身大のままで

それぞれのさだめを 信じて

 

 

「残して」でギュイーーンと高まる曲、

そして「お前が描くあの男は何者なのか」で鳥肌でした。

 

 

歌い始めて全員が傘を正面に向けてフォーメーションを組んでいるとき、三日月は傘をまっすぐ差したまま後ろをスススと歩いていて。

曲調がギュアーーン!と上がったところで左右に並んだ刀剣男士たちが傘を回しながら作った花道を、堂々と降りてくるのがあまりに美しい。あまりに三日月宗近

三日月の礼が、傘を持っているからこそ片手が胸の前にあるままで、普段の両腕を広げた礼とはまた違ってとてもかっこいいです。よいものです。

 

そして続くはまんばちゃん。みんなが大きく広がったところを降りてくる。彼が座長なのか?

深読みしすぎかもしれないけれど、写しであるまんばちゃんが傘を後ろ手に持つことで、「山姥切国広」の字が客席には反転して見えているのがにっくいなあと思いました。

 

次に宗三さんが真ん中に来て、優雅に腰を落として礼をする。順番納得も納得です、そりゃそうですわ、今作の誉。

左文字兄弟が続いていく。ここで、あまりに江雪さんが江雪さんだ!?と見えた瞬間があってびっくりしました。

小夜ちゃんの傘の持ち方、立ち絵の仁王立ちと似ていてとてもしっくりくる。

 

小夜ちゃんがくるんと回ったら、次に薬研が真ん中にきていて。

 

薬研ニキ!!かっこいい!!ずるいよ!?

三日月と長谷部が傘を客席に向けたまま部隊の真ん中で交差しすれ違った直後、そこの現れる薬研藤四郎の傘。いざ傘を上げたかと思えば、「よっ」と言いたげに手を軽く上げ、笑って、頭を下げる。だめだこの短刀は。おそろしい。

 

その薬研が不動と三日月と、反対側からは一兄と長谷部が上手と下手を入れ替えるように移動していって、真ん中でひとり立ち止まった長谷部が紳士のように礼をする。

長谷部がとってもいい笑顔で幸せになります。傘の持ち方がしっかりしていてとても長谷部です。

 

そしてまた同じように左右から交錯して戻ってきた不動くんが、両手を広げて……

不動くんもいい笑顔だ~~~~素敵だ、元気だ…… 泣いてしまう。

 

うっっっわ一兄……

一兄がいつの間にか背を向けて階段の真ん中にいて、みんなが傘をそちらに向けてまるで花の中心のように……

おそらく歌詞と振付の都合もあるのだけれど、他の傘たちが一兄を中心に花弁のように放射状に並んで、そしてそれがぱっと外側に開いたあと一期一振が正面を向いて現れる。天才の演出。

鞘でも同じことしていましたが閉じた傘を手元でくるんっと投げてキャッチするのあまりにかっこいいのでおやめください

 

そしてまた傘が左右に二列に並び、鯰尾が駆けていくのに合わせて左右に順々に開いていき、パッと現れた鯰尾が礼をする。そう、まるで駆けて生まれた風が花弁や葉を舞い上がらせるように、鯰尾に合わせて傘が左右に開くんです。なんだか性格が出てる。

カワイイ、いい子。ちょっと謙虚めだけどにっこり笑う鯰尾。

 

またみんなが傘を正面に向けて綺麗にフォーメーションを組んだど真ん中にいた光忠が、自分に重なっている他のみんなの傘を、自ら花びらを舞い上げるようにバッ!と傘を振り上げて現れる。

 

そんな中、鶴丸がひとり上段で背中向けてるんですよ。ずるくないですか?ラスボスのようだよ。

みんながいろいろと交錯して、鶴丸を中心にくるくる回って移動しているうちに、いつのまにか鶴丸を先頭にしてみんなが降りてくるような形になって。まるで行軍。

みんながまた傘を下に向けたとき、

堂々と降りてきた鶴丸が、最後に「ヘイッ!!」と傘を上に突き上げ、それに合わせて他のみんなも傘を上げる。閉じたままの傘を肩にかけ、礼をする。

イレギュラーな礼の仕方がずるいよ。ずるいね~~

 

でもすぐにパッと開いて、全員一列に並び、傘を閉じて礼をする。

いちいち演出がかっこいいんだな……

 

とりあえず、もう三日月おじいちゃんの傘の開き方持ち方、すべてかっこいいと思いました。

 

みんな頼む、傘回しながら曲調刀ステっぽくアレンジした刀剣乱舞♪歌ってくれ…… なあ…… (大演練の願望)

 

 

・・・

 

 

あーーーなんか本当に

 

「序章の物語」って感じだった

 

すごく「問いかける序章の物語」って感じだった。

 

虚伝初演としては、終わり。

しかし、刀ステがこれから紡いでいく歴史の始まり。

 

 

『虚伝 燃ゆる本能寺』。

重い命題を与えてくる、しかしとても質の高い文学でした。

 

おわり!

 

 

 

2020/5/14

 

「自立」は「解放されること」かもしれない。【2018/10/09】

 ※別のブログに投稿していた記事を、このAuto♏atic Lie. と統合しようと引っ張ってきました。

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はじめに

 

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家から逃げ出して、実家から数百キロも離れた場所で日々カツカツながら生き延びて半年が過ぎた。

先月には、やっと大学を中退した。これで晴れて、肩書は「フリーター」だけになった。

そんな、いち社会不適合者の主観的な駄弁りでよければ、これはぜひ聴いてほしいテーマだ。

 

まず、私は人より平均以上に本(教科書から同人誌まで)を読む活字中毒気味のツイ廃である。物心ついたときからオタク気質だったし気付けば腐女子歴10年目だし、最近は2.5次元から俳優沼にもハマり、慢性的に金がなさ過ぎて社会的に死にそう。だから、内容はもとより引用元もツイッターとかでよく見る感じになるだろうと思う。よろしく。

 

 

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【自立】

他からの支配や援助を受けず、自分の力だけで物事を行うこと。ひとりだち。

明鏡国語辞典MX第二版──より)

 

スマホに入っていた辞書で調べたらこう書いてあった。なるほどシンプル。

でも、自分なりの「自立」についての話をする場なので、辞書に記載された定義にちょいちょい触れながらも語る。

 

自立には二種類ある、と個人的に思っている。

 

①養育者(親など)から分離すること。

②自分で自分の衣食住をまかなって国に税金年金を納め生きていくこと。

 

ふつうに生まれて育って社会人になるならば、①→②の順にステップを踏めばそれで良かろう。だが、そのステップが馬鹿みたいに難しく、実際私をはじめ多くの子供がこじらせているように思う。(※個人の観測範囲内での話)

 

 

①養育者(親など)から分離する

 

このために必要なのは「安心の土台」だ。

誰だって小さいうちは、右も左もわからない。人間初心者だし、はじめての人生だ。私たちが「常識」「当たり前」と思っているようなことでも、小さい子にはすべてが新たな知識の洪水なのだ。

だから親や周りの大人が導いてくれる。どうすればいいかを教えてくれる。転んだ時の立ち上がり方も、処理の仕方がわからない感情の、あるべき場所への持っていき方も。

なにより、「自分はただここに生きているだけで、肯定される」「なにか不条理を被れば、自分は守ってもらえる。その権利がある。」「自分にはできる。できなければ、人を頼ればいい。人を頼る権利がある。」「自分には大切にされる価値がある」…etc.

うまくまとめられなくて恐縮だが、当然のように「自分の存在を肯定する/される」「意思を尊重する/される」という安心感を、親や保護者のもとから離れても大丈夫なだけ身に付けられた状態がこれだろう。

 

園児が、公園で親とつないでいた手を解いてひとりで走りだす。

小学校高学年や中学生になれば、親の知らないところで友達と過ごしたり、買い物をしたりするのも普通になる。

高校生にもなればできることは一気に増える。アルバイトを始めて自力でお金を稼ぐようになったり、友達だけで高速バスや新幹線の手配をし、宿を取り、制服ディズニーとかしたりするようになる。いや、できるようになるのだ。

大学生になればさらに「できること」は広がっていく。

 

(中卒、高卒、専門学生も数多くいるので、あくまで「社会的にスタンダードっぽい人生」になぞらえているだけであることは断っておく。)

 

ここで挙げた例たちは、ひとまず経済面は関係ない(②に近い話だし)。

「親や保護者が付き添わずとも、

ひとりで歩いていけるようになる精神的支柱ができていく

過程について考えたくて並べてみた。

①は、こうして幼い時から徐々に段階を踏んでいくことで叶うのだろうと思う。そういう意味では、もしかしたら小学生の段階でも①の意味での「自立」が完了する子は存在するかもしれない。

(※でも、「安心の土台」と「人生経験値」は別の問題なので、たとえば小学生だけで自主的な海外旅行に行くとか、いくらなんでも先取りしすぎな行動は親や庇護者が止めるだろう。

発育段階に応じた程度を教えることも、軌道修正をするのも、親や保護者の役割だ。なんのために? もちろん、「子供」を守るために。けして、世間体のため、親や大人の都合だけであってはならない。)

 

分離するためには、揺るがぬ土台が必要なのだ。親や保護者、大切にしてくれた人々によって築かれた土台が。

矛盾しているかもしれないが、「親や保護者から与えられた”安心”を自分自身のものとして定着させる」ことによって、はれて「分離」が完了するのだ。

 

……と、つらつら書いてはみたが、実際のところ、どうなのだろう。

 

 

辞書には、「他から支配されないこと」 と書いてある。この「支配」とは、ここでは「親または庇護者から逃れられないこと」と同義だ。

さきほど「分離」は「親や保護者から与えられた”安心”を自分自身のものとして定着させる」ことによって完了すると書いたが、場合によってはこれがうまくいかない、どころかいつまでも子供(もしくは既に成長しきった”元”子供)を縛り続けるものになる。

単純だ。「私は何をしてもダメだ」「何をしても怒られる」「不機嫌にさせてしまう」「これをしたら叱られないか」──本来、安心の土台をつくってくれるはずの存在が、不安定な愛着スタイルをとったとき、子供はいつまでも“一人立ち”ができない。

なぜなら、いつまでも「ダメ出しをする存在」が自分の中に居座り続けるからだ。ある意味ではこれも「親や養育者によって与えられた”不安”が自分自身のものとして定着した」状態とも言えるが、「分離」と呼ぶにはあまりに窮屈で、束縛の面が強い。

過保護、過干渉。それ以外にも最近じゃ、「毒親」なんてカテゴライズするわかりやすいワードも浸透した。なにをするにも、まず頭に浮かぶのは「こんなんことをしたら、笑われるのではないか」「私のすることは何もかも間違いになる、やめておこう」「〇〇に叱られるかもしれない」「自分なんかがこんなことをしてはいけないのでは」「どうせ、自分なんかにはできない」「やめよう」……といった、歪んだ思考。

安心の“土台”がないから、上に積み上げていく=自ら人生を開拓していくことも、足場がふにゃふにゃなせいでうまくいかなくなることが多いように感じる。

自分自身を「大切にしてくれない・守ってくれない・肯定してくれない」存在や思考に、いつまでも支配されている状態は、たしかに自立とは言えないだろう。

 

さて、皆さんは、黒バス作者脅迫事件を覚えているだろうか。

この事件の被告、「生ける屍の結末」にも収録された渡邊氏の最終意見陳述。これは当時、ツイッターでも軽くバズっていた。①の説明において頻出した「安心の土台」というワードは、ここから拝領したものだ。 

生ける屍の結末──「黒子のバスケ」脅迫事件の全真相

当時の私も、これを読んでひどく納得し、同時に愕然とした。きっと、「生きづらさ」を抱えた多くの人々は、どこかしら当てはまるであろう。ここまで「生きづらさ」の原因から、展開して身に降りかかる「二次障害」的なものを、彼は見事に言語化した。

(たくさんの傍線に蛍光マーカー、書き込みに付箋をして自己分析の一助としたその本は、今は親がなにかの拍子に手に取り、なにかしらを感じてくれるのを期待して実家の本棚に突っ込んである。もう会う気はないけれど。)

 

 

また、辞書には「他から援助を受けないこと」ともあるが、これは少し違うのではないかなと思う。

援助なしに生きるなんて無理だ。むしろ、月並みな言葉だが、小さな援助=助け合いによって一人一人が立っていられる。

金銭を対価にすることで、いわば「借りを作らず」やっていくことはできるかもしれない。でも、すべての援助にいちいち小銭を払っていたら、荒川アンダーザブリッジ(作品紹介 | ヤングガンガン YOUNG GANGAN OFFICIALSITE)の一ノ宮行(リク)状態になる。

……自分で打ち込んでおいて、なんてわかりやすい喩えかと感心した。

 


 

 

②自分で衣食住をまかない、国に納金して生きていく

 

これは言うなれば「経済的自立」というやつ。

年功序列だとか女のタイムリミットだとかいう価値観はひとまず置いておけば、我々人間というやつは、飯を食い、清潔で安全な場所で眠り、あとはなんか各々楽しいこと好きなことをして生きていけばそれでいいはずだ。年相応とか知ったことか。

 

もちろん生きるには金が要るし、誰も彼もが好き勝手やっていれば社会は成り立たなくなるので、労働があるのだけど。

(ちょっと話は逸れるが、自分の人生楽しむために生きてるのに、プライベート犠牲にさせて働かせてナンボみたいな考え方マジ理解できない。なんか転スラリムル様みたいな超ハイスペックカリスマ魔人が現れて社会を一掃&ハッピーにしてくんないかな。

もしくはもう仕方ないから一回スクラップandビルトでさっぱりしないかなマジで。とか言いつつ選挙に行って「いくらかマシ」な人に投票するくらいで特に社会を変えるために何かしてるわけでもないからスマンな。でも言うのは自由やろ。)

 

親が資産家か石油王とかで、別にバイトも就活も正規労働しなくても生きていけるからいいわって人は別にいいと思う。それで。でも、多くの場合、成人したら親元を離れて自分で金を稼いで生きていくようになるだろう。……人間ひとりぶんかそれ以上の生活を支えようと思ったら、今の世の中けっこうハードモード。でもなんとかまだもってるから低賃金問題とかはいったんまた横に置いとく。

 

一応国に決められているので税金も年金も納めるし、社会のシステムに密接にかかわるので保険にも入る。共通して言えることはただひとつ。

とりあえず、金が要る。

だから、答えは簡単。

合法的に生活費を稼いでく力を身に付けること。

これが②だ。

 

フリーターやってる私だが、長い目で見たらそれでは仕事に費やした時間に対しての対価が少ないし不安定すぎる。ゆくゆくは再び四年制大学か専門学校を目指し、卒業して、長いものに巻かれて「正社員」「安定した収入」というカードを手にして生きていきたいと思っている。だって、好きなこと今後も追いかけて楽しみたいし。

 

 

今の私はどの段階か

 

実家を出てはいるが、私は保険証はまだ親の扶養内だ。退学したての上、忙しい!!あと、地元と役所が遠い!!を言い訳にしているが、年金も学生控除されていたので払っていない。

家賃と食費と生活費こそ自力で稼いでいるが、自分で出した定義で言えば、私は②の自立はまだまだである。なんとか今年度中には片付けたい。

私は、主観としては①は親に与えてもらえなかった。近所に住んでいて世話になった親族や、友人たちに一部を与えてもらい、あとは自力で獲得した。慢心かもしれない。でも、そう思いたい。

 

①②のどちらもできていない人は今回触れないでおくが、

少し前の私のように、②はできているが①の自立が出来てない、のパターンは多いように思う。

 

親が子供に、もしくは誰かが自分自身にしっかり①を与えてあげるのは、かなり難しいんじゃないだろうか。

否、できる人には息をするように当たり前にできるけれど、できない人には絶望的にできないのだ。この落差、振れ幅は尋常じゃないように思う。

 

 

おわりに

 

はてなブログを始めて半年も経っていない、しかもヘビーユーザーでもない。こういう「今月のお題」のようなシステムがあることを初めて知った。

おそらくブログページを開けばこれまでも何かしらお題が置いてあったのだろうが、半紙にたまに挟まってるピンクの紙ほども歯牙にかけていなかった。というか気付いてすらいなかった。

幼い頃から、興味のないことは大抵、視神経から脳にいくまでの間に勝手にどこかへと飛ばされてしまう質だ。だから今回こそ目に留まったのは、ちょうど今、自分がこれについて四苦八苦している最中だったからだろう。

 

それにしても、学校の作文か小論文のテーマみたいで、なつかしさもある。昔から文章を水増しするのは得意だった。好きだったかと言われると微妙だが。字数制限もあれば、あくまで先生様や学校を通して畏まった場に提出できるようなものにするしかない。どこかでよそ行き用に加工したそれらしい文字の羅列だった。

今書いているこれも、結局のところはよそ行き用に加工している。でも、どう書こうが自由。それが嬉しい。

まとまりのない文章になったが、これが今の本音だ。だからいい。

 

自力で力任せに引きちぎったせいで、まだ癒えない不安定なものはたくさんあるし、歩みを妨げる支配の言葉も、まだまだ胸には居座っている。

でも、自分で手にしたワンルームで寝起きするたびに思う。

なんて自由か、と。

 

 

 

 

2018/10/09